食の多様性にも配慮した特A米のおにぎりと米粉スイーツ

オニギリーカフェ 代々木公園店

公式サイト
住所
東京都渋谷区富ヶ谷1-9-15 オニギリーカフェ 代々木公園店
最寄駅
代々木公園駅 徒歩2分、代々木八幡駅 徒歩3分
URL
https://onigily.com/onigily-cafe/
支払情報
クレジットカード、各種電子マネー(交通系IC、iDなど)、QRコード決済(PayPay、d払いなど)対応
SNS

代々木公園近くの『オニギリーカフェ』は、日本で親しまれている「おにぎり」を、洗練されたカフェ空間で気軽に味わえるお店。厳選素材で作るおにぎりに加え、グルテンフリーの米粉スイーツも揃い、朝食からカフェタイムまで幅広く楽しめます。地元の人々から海外からの旅行者まで、多くの人に親しまれるモダンなおにぎり体験の魅力に迫ります。

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モダンにアップデートされた新しいおにぎり体験

中目黒と代々木に2店舗を構える人気のおにぎり専門店『オニギリーカフェ』。その始まりは、街中におにぎり専門店がまだ少なく「若い世代の米離れ」と言われていた2012年頃に遡ります。元々アパレル会社を経営していたオーナーの竹内未来さんが、雑誌編集部で働く友人から「料理が好きならおにぎり屋さんをやってみては?」と背中を押されたのをきっかけに、ケータリング事業としてスタートしました。
 
次第に「どこで作っているか分かる安心感をお客様に直接届けたい」と考えるようになり、実店舗の立ち上げを決意。「定食屋に入りづらさを感じる人でも、おしゃれなカフェでコーヒーを飲むように気兼ねなく食事を楽しめる空間にしたい」という想いから、2014年に『オニギリーカフェ』として中目黒にオープン。そして、2023年に新たに開いたのが、この代々木公園店です。

朝の穏やかな空気感に溶け込むスタイリッシュな店構え。代々木公園からは徒歩5分ほどの好アクセスです。

入口正面にはショーケースがあり、おにぎりとお惣菜が並びます。

創業当初から貫いているのが、「お米ってこんなに美味しかったんだ」と再発見してもらいたいという想い。「美味しさの土台となるお米や海苔にとことんこだわってきました」と竹内さんは語ります。お米は、特Aランクの長野県佐久産コシヒカリを創業から使用。昼夜の激しい寒暖差と清らかな水で育ったこのお米は、もっちりとした食感が特徴です。時間が経っても米粒が潰れにくくおにぎりに最適なのだとか。
 
また、海苔は日本最大の産地、有明海の海苔が中心。しかし、同じ産地でも毎年味や海苔の厚みに変化があるため、その年の出来を見極めながら、おにぎりに合う海苔を厳選しているそうです。

握っているのは、食べやすい酸味の紀州産南高梅を使用した梅おにぎり。

おにぎりに使用している、特Aランクの長野県佐久産コシヒカリも販売。900円。3合(450g)分なのでお土産にもぴったりです。

こうした実直なこだわりを持ちつつも、あくまでも「ファストフードとして気兼ねなく楽しんでほしい」というのが店の願い。特に代々木公園店では「日常使い」を重視し、気兼ねなく足を踏み入れられるモダンなカフェスタイルを重視しています。和のかしこまった雰囲気をあえて抑えつつ、遊び心のある空間デザインにしているのも、訪れる人々の心を掴む理由の一つです。

おにぎりを連想させる三角のモチーフが内装のいたるところに使われており、つい三角を探してしまいます。

さらに、壁に掛かっていたのはオーナーが自ら作成したというアート。

映画や音楽の有名なシーンにおにぎりを掛け合わせてパロディ化した遊び心あるデザインになっています。

多様性にも配慮した選べるおにぎりセット

ショーケースに並ぶおにぎりは、どれも約90gと専門店としては少し小ぶりなサイズに統一されています。「いろいろな味を少しずつ楽しんでほしい」という、お店からの嬉しい気遣いです。
 
同店を初めて訪れたなら、ぜひイートインで味わってほしいのが、看板メニューの「よくばりプレート」。塩おにぎり1個+好きなおにぎり1個に加えて、唐揚げ2個とショーケースから選ぶ好きな惣菜2種類がセットになっています。イートインのおにぎりは注文が入ってから握ってくれるのですが、店内ですぐに食べる前提だから、テイクアウト用よりもさらにふんわりとした握りで提供しているのだとか。口に入れた瞬間に米粒がふわりとほどけ、おにぎりの美味しさを最大限に堪能できます。

ランチタイム(11時30分〜)以降に注文できる「よくばりプレート」1650円〜(おにぎりの種類によってアップチャージあり)。左は塩おにぎり、右がネギ味噌大葉(+30円)。この日の惣菜は定番のかぼちゃのそぼろ煮とピリ辛キュウリ。

鶏そぼろとカボチャを煮た甘めの味付けは、まさに日本の家庭料理の代表格。脂質が低く、健康に気を使う人にも最適です。

また、数あるおにぎりの中でも、意外性のある具材として人気を集めているのが「半熟卵」。特製のタレに一晩じっくりと漬け込んだとろとろの半熟卵が丸ごと入っており、おかかと醤油を混ぜ込んだご飯と一緒に頬張れば、まるで極上の卵かけご飯のような至福の味わいが広がります。

「味付き半熟卵」390円。黄身が固まりきっていない絶妙な半熟具合が、日本のソウルフードである卵かけご飯を見事に再現しています。

そうした変化球がある一方で、「塩にぎり」や「梅」、大葉の食感が弾ける「ネギ味噌大葉」といったシンプルな具材も揃います。ヴィーガンやグルテンフリー対応のメニューも用意されているため、食の好みや制限が異なる旅行者同士でも、それぞれに合った具材を選びやすいのも魅力。ひとつのテーブルを囲みながら、それぞれのスタイルで日本のおにぎり文化を楽しめます。

メニューのプライスカードには色で目印がつけられており、ピンク色は「グルテンフリー」、緑色は「ヴィーガン」を示しています。

代々木ランの前後に立ち寄りたい、理想の朝食スポット

『オニギリーカフェ 代々木公園店』の大きな魅力の一つが、「朝8時半オープン」である点です。日本の朝は意外と早くから開いている飲食店が少なく、朝食の場所探しに困る外国人観光客も少なくありません。そんな朝食の選択肢を探している旅行者のニーズを、同店はばっちり満たしています。

オープンから11時30分までは、「おにぎり朝食セット」700円〜(選ぶおにぎりによりチャージアップあり)を提供。好きなおにぎり2個とピリ辛キュウリのセットで、+150円で味噌汁もつけられます。

特に相性がいいのが、店から徒歩5分ほど離れた代々木公園での朝のランニング。運動後は体によくしっかりと栄養補給できる朝ごはんが欲しいものですが、おにぎりは脂質が少なく、炭水化物を効率良く摂取できるため、うってつけなんです。実際、お店にはランニングウェア姿のランナーも多く訪れているそう。もちろん、ランニングをしない人でも、おにぎりとお惣菜をテイクアウトして公園に向かうのもおすすめ。豊かな緑の中、朝日を浴びながらおにぎりを頬張るピクニックは、最高に健康的でローカルな体験です。

おにぎりをテイクアウトして代々木公園でランチ休憩をする訪日観光客。テーブル付きのベンチもあるので、ゆったり過ごせます。

テイクアウトセットA 845円〜(選ぶおにぎりによりチャージアップあり)。選べる2種類のおにぎりと、卵焼き、漬物がセットです。テイクアウト用のおにぎりは型崩れを防止するために固めに握られることが多いですが、同店では「海苔で優しく包み込む程度」にしているのだとか。美味しさにとことん向き合う店のこだわりです。

米粉スイーツと共に、洗練されたカフェタイムを

おにぎりの満足感に浸った後は、こだわりのスイーツでくつろぎの時間を。実は同店、食後や午後のカフェタイムの需要にも完璧に応えてくれるんです。しかも、店内で手作りされているチーズケーキやガトーショコラ、マフィンなどは、すべて米粉を使用したグルテンフリー仕様。近年、国内でも需要が年々高まっているグルテンフリースイーツですが、同店では醤油などの調味料に至るまで小麦不使用を徹底するほどのこだわり。

「米粉のガトーショコラ」580円。オーナー自身の好みから、ふわふわとした軽い食感ではなく、中身がぎっしりと詰まった仕上がり。「米粉のガトーショコラ」580円。オーナー自身の好みから、ふわふわとした軽い食感ではなく、中身がぎっしりと詰まった仕上がり。アイスコーヒー 440円。

店内奥にあるイートインスペース。ソファ席もありゆったりとくつろげます。

ただの「おにぎり屋さん」で終わらないのが、『オニギリーカフェ』の魅力。ランニング後のリカバリーに立ち寄るのはもちろん、奥渋や原宿への街歩きの合間に訪れるのにもぴったりです。代々木ランの締めくくりとして、日本ならではの食文化をぜひ味わってみてください。

Photo: Shinji Serizawa / Text: Ryo Ishii

この記事の内容は2026年07月20日(公開時)の情報です