カップ酒の品揃えは都内随一! 創業100年を越える町の酒店
1912年創業の老舗酒店。日本酒、焼酎、泡盛、ワインは、大衆酒から高級酒まで、約5,000銘柄取り揃えています。カップ酒の品揃えは都内随一で、日本全国の都道府県産を取り揃えています。店主にどんなお酒を探しているのかを相談すれば、あなたにぴったりなものを提案してくれます。珍味やおつまみも充実の、地元民に愛されるお店。
西五反田で100年以上営業している内藤商店は、日本酒、焼酎、泡盛、ワインを約5000銘柄扱う町の酒屋さん。80歳を超えてもお店に立つ3代目店主、東條辰夫さんが全国の酒造を訪ね歩いて仕入れた酒の数々は、家で飲むのにちょうどいい手頃なものや、飲食店で提供するようなちょっぴり珍しいもの、特別でマニアックな高級酒……と幅広い。その膨大な商品の中から、客ひとりひとりに最適なものをおすすめしてもらえるのが、町の酒屋さんでお酒を買う醍醐味です。どんなお酒を探しているか、普段どんなお酒を飲んでいるか、出身地や年齢などといった質問に答えると、店主がいくつかの銘柄に絞り込んで提案してくれます。自分用のお酒はもちろん、記念日用や贈り物など、特別なお酒を探すのにもおすすめです。
カップ酒とは180mL入りの小さな瓶入りの日本酒。プルタブを引いてアルミの蓋を開けると、ガラスのコップさながらの飲み口が現れます。『内藤商店』が、このカップ酒を日本全国から取り揃えるきっかけになったのは、ある酒造からの相談でした。海外では人気が高まる日本酒ですが、日本国内では、ビールや焼酎の人気に押され、人気が低迷し続けています。もっと多くの人に飲んでもらうためにはどうしたらいいかと意見を求められた東條さんが提案したのが、このカップ酒でした。缶ビールや缶酎ハイのように、少量入りのカップ酒なら、日本酒に馴染みのない人が気軽に楽しめるのではないか、という提案に賛同した酒造の商品を中心に、今ではほぼ日本全国の都道府県産の銘柄を取り揃えています。
「日本酒は、米、水、微生物の働きにより、旨みや甘みのある味わいを生み出します。一般的に西日本の酒は甘く芳醇、東日本の酒は辛口で淡麗などと形容されますが、同じ土地の酒であっても、当然、酒蔵や銘柄、種類によって味わいは異なるもの。カップ酒は、一升瓶や五合瓶と違って、一度に何種類も買って帰れるから、飲み比べるのもおすすめです」(東條さん)
東條さんによれば、外国人からは日本酒やジャパニーズウィスキーに注目が集まりがちですが、焼酎の素晴らしさをもっと知ってほしいそう。焼酎の原料は、芋、麦、米、黒糖などいろいろありますが、中でも芋焼酎は、銘柄によって味わいがまったく異なり、麹菌との組み合わせや仕込みの仕方によって、これからもおもしろいものが生まれる可能性に溢れていると言います。ウィスキーやウォッカといった度数の高い蒸留酒が好きな人には、少々値が張る焼酎の原酒もおすすめ。焼酎を水、お湯、炭酸などで割ってアルコール度数を下げ、食中酒とする飲み方は、世界中探しても日本だけだといいます。ぜひ、挑戦してみてください。
お酒好きなら心躍るおつまみが豊富なのも『内藤商店』の魅力です。冷蔵ケースには、スーパーやコンビニではなかなかお目にかかれない、昔ながらの製法でつくられた珍味の数々が並んでいます。保存食として受け継がれてきた伝統的な製法でつくられたものを、長年の目利きによって仕入れています。なめ茸やきゃらぶきの瓶詰め、鮭とばや棒鱈、かつおの酒盗やいかの塩辛といった比較的一般的なおつまみだけでなく、さばのへしこやくさやなど日本人でも食べる機会の少ない郷土料理も扱っています。
この記事の内容は2025年09月24日(公開時)の情報です