合羽橋で出会う、Hender Schemeのレザーと刻印

スキマ 合羽橋

公式サイト
住所
東京都台東区元浅草4-2-10 スキマ 合羽橋
最寄駅
田原町駅 徒歩3分、稲荷町駅 徒歩5分
URL
https://henderscheme.com
支払情報
現金、各種クレジットカード、およびキャッシュレス決済
SNS
備考
刻印オプションは、対象商品、価格、所要時間、対応文字を店頭にて確認
Wi-Fi
無し

包丁や器などの専門店が集まる合羽橋エリアに近い、台東区元浅草にある『スキマ 合羽橋』。日本のシューズブランド『Hender Scheme』の直営店で、レザーシューズをはじめ、バッグや小物などを扱っています。店内では、ベジタブルタンニンレザーを使った小物を多く展開。『スキマ 合羽橋』の特徴のひとつに、刻印機を使った刻印サービス「effect_lab」があります。道具の街で受け継がれた機械を使い、購入した革小物に名前や言葉を刻むことができるサービスです。

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『Hender Scheme』の直営店として、合羽橋に構える

『スキマ 合羽橋』は、日本のシューズブランド『Hender Scheme』の直営店です。『Hender Scheme』は、レザーを使ったシューズやバッグ、小物などを展開し、素材の変化を楽しみながら長く使えるアイテムを提案しています。

もともと倉庫だった建物を生かした外観。

店舗があるのは、東京メトロ銀座線・田原町駅から徒歩3分ほどの台東区元浅草。住所は元浅草ですが、包丁、器、厨房機器、食品サンプルなどの専門店が集まる合羽橋道具街に近い場所にあります。

店内では、ベジタブルタンニンレザーを使った小物を中心に、シューズやバッグなどを展開。商品を手に取り、革の質感や色、サイズを比較しながら選べるのが特徴です。『Hender Scheme』のものづくりを、日常で使う小物や道具として体験できる場所といえます。

店内には、レザーシューズやバッグ、小物が整然と並びます。素材や形を比較しながら商品を選べる空間です。

『Hender Scheme』のアトリエもこのエリアの近くにあり、周辺には職人や工場も点在しています。合羽橋に店を構えるきっかけとなったのが、浅草周辺の職人から譲り受けたこの刻印機でした。道具と職人の街で受け継がれてきたこの機械を、現在も大切に使い続けています。

一文字ずつ組み、熱と圧で刻む「effect_lab」

合羽橋店ならではの体験が、刻印オプション「effect_lab」です。店内に置かれた古い刻印機は、今も実際に革小物へ文字を刻む道具として稼働しています。
対応する文字は、アルファベット、数字、一部の記号です。基本は15文字までですが、商品によって入れられる文字数や位置は異なります。刻印は、革にそのまま文字を押すエンボスのほか、ゴールドやシルバーの箔押しも選択可能。海外からの来店者は、シンプルなエンボスを選ぶ人が多いそうです。

職人から譲り受けた刻印機。

活字をセットする部分や操作部には、長く使われてきた道具ならではの金属の質感が残ります。

刻印を行うスタッフが日々掃除や確認を行いながら使い続けています。

刻印オプションは、対象商品を選び、入れる文字を決め、刻印位置を確認するところから始まります。予約は不要で、基本的には来店時に申し込み可能。仕上がりは最短30分ほどですが、混雑状況や商品によって変わるため、来店時に確認しておくとスムーズです。
工程の多くには、スタッフの手作業が入ります。入力された文字を確認したあと、小さな活字を一文字ずつ拾い、機械へセット。文字列を組んだら、革の端材でテストを行い、位置や深さを確認します。刻印機は熱と圧で文字を入れるため、温度や押し込む深さの調整も欠かせません。

刻印する文字は店頭のiPadで入力。文字内容、仕上げ、刻印位置を確認しながらオーダーします。

仕上げのサンプルを確認しながら、エンボス、ゴールド、シルバーの中から選びます。

入力された文字をもとに、ケースから必要な文字を選んでいきます。

組んだ活字を刻印機にセットし、革へまっすぐ入るよう位置を合わせていきます。

革の端材を使ってテストし、刻印の位置や深さを確認。商品ごとに厚みや形が異なるため、細かな調整を行います。

熱と圧をかけて文字を入れる本番の工程。一度入れた文字は元に戻せないため、最も慎重に行われる作業です。

エンボスで名前を刻印したカードケース。控えめな仕上がりながら、持ち主だけの一品として使い続けられます。

元倉庫を生かした、合羽橋らしい空間

合羽橋店の店内は、もともと倉庫として使われていた場所です。店内は過度に作り込まず、無機質な空間の中に、レザーシューズをはじめ、バッグや小物を整然と配置。入口には、工場や倉庫でも使用される厚手のビニールカーテンを採用しています。このビニールカーテンは、周囲の問屋や倉庫の景観になじむ、合羽橋らしいディテールです。外からは店内の様子がうっすら見え、通りと店内をゆるやかにつないでいます。

通りに面した入口を覆うビニールカーテン。外からは店内の様子がうっすら見え、問屋街の通りと店内をゆるやかにつないでいます。

『スキマ』という店名の通り、店内では物と物のあいだに余白を持たせています。木の角柱を使った什器や、ゆとりを持たせた棚の配置も、商品を詰め込むのではなく、一つひとつの素材や形を見せるためのものです。レザーの色や形を見比べやすく、商品を手に取って確認できるように考えられています。

無機質な内装の中に、ベジタブルタンニンレザーシューズや小物が余白を持って並びます。

中央のカウンターには刻印機が置かれ、購入した革小物にその場で刻印オプションを店内で行えるようになっています。刻印の対象商品と対象外の商品も分かりやすく配置され、商品選びから刻印オプションまでの流れが自然につながる空間です。

中央のカウンターでは、購入した対象商品に刻印サービスを施す「effect_lab」を実施。

購入した革小物に刻印をする工程を、店内で間近に見ることができます。

使う人ごとに表情が変わる、ベジタブルタンニンレザー

合羽橋店で豊富に展開されているのは、『Hender Scheme』の定番でもあるベジタブルタンニンレザーを用いた小物です。ウォレット、カードケース、パスポートケース、PCケースなど、日常で使うアイテムが揃い、対象商品には刻印オプションをご利用いただけます。
ベジタブルタンニンレザーの特徴は、使うほどに色艶が変化していくこと。同じアイテムでも、使い方やケアの仕方によって変化の出方は異なります。店内にはスタッフ私物のサンプルもあり、購入時の色からどのように変わるのかを実際に見ることができます。
この素材に刻印オプションを加えることで、プロダクトに使う人だけの印が加わります。買った瞬間に完成するのではなく、名前や言葉を刻み、日々使いながら色艶を変えていく。『Hender Scheme』が大切にしてきた「使い続けることで生まれる変化」を、小物という身近な形で体験できます。

長く展開されている定番ウォレット。コンパクトなサイズながら、紙幣やカード、小銭をまとめて持ち歩ける仕様で、内側に名入れ刻印サービスを入れることができます。「wallet」各22,000円(W9 × H10 × D2.5cm)

旅先で使いやすいパスポートケース。パスポートやチケット類をまとめられ、名前やイニシャルを刻むことで、旅の記憶として持ち帰れる一品です。「passport case」 各30,800円(W11 × H14.8cm)

ベジタブルタンニンレザーを使ったPCケース。使い込むほどに色艶が変化するため、日常的に持ち歩く道具として経年変化を楽しめます。「13inch」 各24,200円(W25 × H33 × D0.4cm)

スタッフ私物のレザーアイテム。使い込むことでナチュラルカラーの革に色艶が増し、購入時とは異なる表情に育っていきます。

同じモデルでも、履く人の使い方やケアによって経年変化の出方は異なります。店頭では、こうしたサンプルを見ながら購入後の変化をイメージできます。

Photo: Shiho Akiyama

この記事の内容は2026年08月17日(公開時)の情報です