贅沢な時間が流れる銀座のクラシック喫茶
『銀座ウエスト 本店』は、戦後間もない時代から銀座に根付き、文化人や常連に長く愛されてきた喫茶店です。クラシカルな空間で過ごす贅沢な時間、丁寧な接客、こだわりのスイーツや限定メニューなど、五感で楽しむ喫茶文化の粋が詰まっています。訪れるたびに、心と時間が豊かになる——そんな特別な場所として、今も多くの人々に深く愛されています。
1947年創業の『銀座ウエスト』は、戦後間もない銀座に誕生し、以来70年以上にわたってこの街を愛する人々に親しまれています。銀のトレイに白い制服のスタッフ、足元に広がる絨毯、各席には真っ白なリネンがあしらわれ、上品で清潔感のある空間が広がります。洗練された佇まいは古き良き喫茶店文化の面影を今に伝え、そのスタイルを守り続けているため、親子三代で通う常連客も少なくないのだとか。
クラシカルな制服のスタッフの佇まいも美しい。
店内は、高い天井に落ち着いた照明のなかクラシック音楽が流れ、ゆったりと過ごせる空間となっています。キャビネット一面のクラシックレコード、歴史ある銅像、席ごとに飾られた絵画、そして創業翌年から実施された「名曲の夕べ」と題したクラシック音楽のプログラムや、テーブルの上に置かれた「風の詩」のエッセイなど、音楽や芸術を身近に感じられるのも魅力。
クラシック音楽が流れる店内には大きなベートーベンの銅像が。
『銀座ウエスト』では、「おひとりさま」でも心からくつろげる工夫がされています。背の高い椅子は周囲の視線を遮り、席の指定もなく自由に好きな場所を選べる配慮も嬉しいところ。同じドリンクであればおかわり自由というサービスも、一人の時間をより贅沢なものにしてくれます。
贈呈でおなじみのドライケーキ「ヴィトクリア」も、店内では温ためたものが食べられるんです。飲み物は、おかわり自由!
白いリネンとまるで列車のような背の高い座席も『銀座ウエスト』ならでは。各席に違う絵画が飾られています。
昭和の香りを残す丁寧な接客が今も息づく『銀座ウエスト』。スタッフの美しい動きや目を見て会釈する所作、静かで洗練されたサービスは、まさに“銀座のおもてなし”。生ケーキの注文では、ケーキ台ごと席まで運ばれ、目で選ぶ楽しみも。さらにテーブルには週2回変わる季節の生花が飾られ、常にお客さまが飽きないようにと新鮮なおもてなしを提供しています。
優しい甘さのカスタードクリーム入りの「シュークリーム」、生クリームをたっぷり詰めた「クリームパフ」の両方を楽しめる「ハーフ&ハーフシュー」は、銀座限定メニュー。550円 コーヒーとセットで1,650円
スイーツでもあり食事にもなるフレンチトーストも、本店のみのメニューです。1,320円 飲み物セット2,090円
『銀座ウエスト』独特の、無色透明のソーダ水にバニラアイスを浮かべた「透明のクリームソーダ」。 甘さは控えめで、ガムシロップで好みの甘さに調整できます。 1,430円
この記事の内容は2025年04月28日(公開時)の情報です