数々の名機を産んだ日本の楽器メーカーの体験型スポット

Roland Store Tokyo

公式サイト
支払情報
クレジットカード(VISA、Master、American Express、JCB、Diners Club、DISCOVER)、電子マネー(QUICPay、iD、Apple Pay)QRコード(PayPay)
SNS
Wi-Fi

1972年に日本で誕生し、リズムマシンの「TR-808」、ベースライン・シンセサイザー「TB-303」をはじめ、数々の名機で世界の音楽史を更新してきた電子楽器メーカー『Roland』。初の国内直営店として裏原宿に誕生した『Roland Store Tokyo』では、“体験”を重視した空間のなか、『Roland』の楽器や音をじっくりと堪能できます。専門スタッフによるサポートのもと、楽器経験の有無を問わず、誰もが楽しく音楽と向き合えるスポットです。

SHARE

X (Twitter) Share on Threads Facebook LINE

カルチャーの街・裏原宿に誕生した日本初の直営店

『Roland』は、1972年に日本で誕生した電子楽器メーカー。シンセサイザーや電子ピアノ、電子ドラム、ギターアンプ・エフェクターなどを通じて、世界の音楽シーンを支えてきました。なかでもリズムマシンの「TR-808」や「TR-909」、ベースライン・シンセサイザー「TB-303」は、ヒップホップやテクノをはじめ、数多くの音楽ジャンルの礎を築いた存在として知られています。

 

そんな『Roland』が2023年10月、ロンドンに続き世界で2店舗目の直営店としてオープンしたのが『Roland Store Tokyo』。音楽、ファッション、ストリートカルチャーが交差し、世界中から人が集まる“裏原宿”と呼ばれるエリアに位置しています。『Roland』のものづくりの根底にあるのは、演奏していて楽しくなること、そして音楽の現場で使えるハイクオリティな品質。ここは、そんな『Roland』が生み出す最新の楽器と音楽体験を、原宿という街の熱量とともに楽しめる発信拠点です。

『Roland Store Tokyo』は、『BERBERJIN YUHODO』、『サンタモニカ原宿店』など人気の古着店が並ぶ通りに店を構えます。

入り口を入ってすぐの1階は、シンセサイザーやリズムマシン、グッズを展開するフロア。

地下1階へと続く階段の壁面には、『Roland』創立から現在に至るまでに発売された楽器の年表が続いています。

ブランドが積み重ねてきた深い歴史を実感できる演出です。

“没入型”ストアで味わう新しい楽器体験

原宿・キャットストリート周辺という、ファッション、アート、音楽など多様なカルチャーが交差するエリアに位置する『Roland Store Tokyo』は、ショップそのものが音楽とカルチャーを横断する体験型スペースとして機能しています。ここは単なる販売の場ではなく、演奏や制作を通して音と向き合うための「創造の場」でもあるのです。

店内の設備にも、その思想は反映されています。事前予約制のプライベートセッションを中心に、ニーズに合わせた最適な試奏環境を用意。ライブ・ステージを想起させるライティングや映像演出のなか、楽しみながら集中して音を確かめられます。

地下1階のエフェクターブースで注目したいのは、タブレットを使った試奏システム。通常試奏に必要なギター、ケーブル、アンプを準備したり、つなぎ変える必要がないため、スタッフを都度呼ばずとも自分のペースで気軽にエフェクターのサウンドを確かめることができます。楽器に初めて触れる人でも、“欲しい音”に最短距離でたどり着ける設計になっています。

さらに店内には、「Roland Product Specialist」と呼ばれる専門スタッフが常駐。楽器の知識はもちろん、演奏や制作の経験を備えたスタッフが、一人ひとりのレベルや目的に寄り添いながらサポートしてくれる点も、このストアならではの魅力です。

タブレットを操作し、メタル、ロック、アンビエントなどジャンルを設定すると、デモ演奏がスタート。

目の前に並んだエフェクターのペダルやつまみを操作すると、デモサウンドがリアルタイムに変化。ヘッドホンで細かな音の違いまで確認できます。

もちろん、実際に楽器やアンプと繋げて試奏することも可能。店内にギター、ベースの用意があるので、手ぶらで来店してOK。

展示中の「V-Drums」シリーズもすべて試奏が可能。マンション住まいでも安心して使えるほどの優れた静粛性と、繊細な表現力を体感できます。

店舗の入り口を入ってすぐ右側にも試奏スペースを用意。鏡とネオンに囲まれた気分が高まる空間で、SNS用の動画撮影もおすすめです。

1階では、シンセサイザーやリズムマシンに直接触れられる

『Roland Store Tokyo』は、地下1階から地上2階までの3フロアで構成されています。1階には、シンセサイザーやリズムマシンなどが集結。シンセサイザーは定番機種から最新機種まで豊富にレイアウトされていて、音色や操作性をその場で比較しながら試すことができるのも特徴です。

店内では、名機「TR-808」「TR-909」から厳選した16種類のアナログ回路を受け継ぎ、新開発のサウンドエンジンを搭載したリズムマシン「TR-1000」の実機試奏も可能。さらに、アナログとデジタルの2つのサウンドエンジンを搭載したシンセサイザー「JD-Xi」や、手のひらサイズの電子楽器シリーズ「AIRA Compact」など、比較的コンパクトで東京から気軽に持ち帰れるアイテムも充実しています。

ローランドとして約40年ぶりにアナログ回路を搭載し、話題となったリズムマシン「TR-1000」。入手困難が続いている。330,000円(編集部調べ)。

マイクケーブルやギターシールドといったアクセサリー類もラインナップ。楽器とあわせて必要なアイテムをこの場で揃えられるのも魅力。

上段はコンパクトな電子楽器シリーズ「AIRA Compact」。各28,380~33,000円(編集部調べ) 下段に見えるのは、曲作りから演奏まで完結できる小型のシンセサイザー「JD-Xi」。71,500円(編集部調べ)

シンセサイザーはそれぞれ自由に操作して試奏できます。

1980年代に登場し、アシッド・ハウスをはじめとするダンスミュージックの歴史を形づくった、ベースライン・シンセサイザー「TB-303」。その挙動とサウンドを現代に甦らせたRoland Boutique「TB-03」は、新たに視認性の高いLEDディスプレイやオーバードライブ、ディレイ、USB接続によるオーディオ・インターフェイス機能などを搭載。現代での実用性を高めています。60,500円(編集部調べ)。

プライベート空間で電子ピアノを体感できる2階

2階は電子ピアノで構成されたフロア。入店はWebサイトからの完全予約制のため、静かでプライベートな空間のなかで、ピアノ本来の音や鍵盤のタッチをじっくりと体感できます。フォルム、音、鍵盤タッチ、スピーカーシステムに至るまで細部にこだわり、アコースティック・グランドピアノさながらの弾き心地を実現したデジタル・グランドピアノ「GP-9M」をはじめ、日本製にこだわる家具メーカー・カリモク家具とコラボレーションした「KIYOLA」シリーズも展示。さらに、数万円台から選べるポータブルピアノも用意されていて、経験を問わず、これからピアノに挑戦したい人にとっても親しみやすいラインナップになっています。

多くのピアノが並ぶフロアには、街の喧騒を忘れさせる静けさが広がります。

「GP-9M」はアコースティック・グランドピアノと同じように、大屋根の開閉によって音の響きを調整可能。操作パネルはタッチスイッチ式を採用していて、直感的に操作できます。2,200,000円(編集部調べ)

グランドピアノ、ホームピアノのほか、持ち運び可能なポータブルピアノも用意。スタジオ練習、ライブ演奏用の1台を探したい人にも嬉しいラインナップです。

「カリモク家具」とのコラボピアノ「KIYOLA KF-20-KS」は、カリモク家具の拠点である愛知県で人の手で製作されたキャビネットを、「音楽の街」と呼ばれる静岡県・浜松市でピアノとして組み立てている美しいモデル。473,000円(編集部調べ)。

静かな2階では、モデルごとに異なる鍵盤のタッチや音の余韻など細かな違いまで、感覚を研ぎ澄ませながらじっくりと吟味できます。

一部モデルでは、鍵盤内部の構造がわかる模型を用意。音が出るまでの仕組みを視覚的に理解することで、演奏時の感覚の解像度がより高まります。

地下1階は電子ドラム、ギター用エフェクターやアンプを展開

照明やネオンで演出された地下1階には、音楽スタジオやライブステージを思わせる没入感のある空間が広がり、電子ドラムや、ギター、ベース用エフェクターで知られるBOSSの製品、さらに「JC-120 Jazz Chorus」をはじめとするギターアンプが展開されています。なかでも、見た目や演奏感をアコースティック・ドラムに限りなく近づけた『Roland』の電子ドラム最上位モデル「VAD716」や、『Roland』史上もっとも静かな電子ドラムとして開発された「VQD106」は注目のモデル。また、BOSSのレジェンド的エフェクターを1台で再現できる「PX-1 Plugout FX」など、ブランドの歴史と今を象徴するサウンドを体験することができます。

階段で地下に潜っていくと、右手に電子ドラムのブースが広がります。

階段を降りて左手には、ギター・エフェクターのブースが広がります。

「VAD716」に搭載された新設計のスネアは、サウンドの要でもあるスネア線のオン/オフまでリアルに音へ反映され、本物のスネアを叩いている感覚を味わえます。1,056,110円(編集部調べ)

静音性に優れた「VQD106」のパッドの内部にはハニカム形状のソフト・ラバーが使用されており、叩いた瞬間の衝撃や空気の振動を分散。さらにキックパッドには床への振動を抑える構造を採用しています。

Rolandの電子ドラムは、ドラムの構造や鳴り方を再現する音源モジュールも優れた特徴のひとつ。この音源モジュールだけを買い替える人も少なくないとか。

「PX-1 Plugout FX」は、世界初のオーバードライブとして知られる「OD-1」をはじめ、生産終了後も高い人気を誇る16のエフェクトを、1台で再現できるという革新的なコンパクト・ペダル。38,500円

ここにはBOSSのエフェクターが一堂に揃い、そのすべてを実際に試すことができます。

ヘッドフォンがそのままギター・アンプになる、ワイヤレスのパーソナル・アンプ・システム「WAZA-AIR」。BOSSが培った立体音響テクノロジーを融合することにより、ヘッドフォン型とは思えないリアルな音場を再現。専用アプリから5種類のアンプと50種類以上のエフェクトを組み合わせて、こだわりのカスタムサウンドを設定可能です。49,500円(編集部調べ)

ファッション、アート、音楽が交差するオリジナルグッズも

原宿・キャットストリート周辺という、ファッションやアート、音楽といった多様なカルチャーが混ざり合うエリアに位置する『Roland Store Tokyo』には、楽器だけではなく、ここでしか出会えないアパレルやオリジナルアイテムが揃っています。『Roland』のリズムマシンや東京の景色をモチーフにしたTシャツやパーカ、キャップといったアパレルをはじめ、歴代の名機を1/12スケールで再現したミニチュアのカプセルトイ、そのほかジャンルに収まりきらないユニークな電子楽器や演奏に欠かせないアクセサリー類まで、ラインナップは実に多彩。

 

『Roland』をよく知る人も、初めて触れる人も、目的なくふらりと立ち寄るだけでブランドの価値観を体感でき、思いがけない発見に出会える音楽スポットなのです。

 

エレクトロニック、ダンス、ハウス、テクノ、ポップ、ヒップホップなどのサウンドを塗り替えてきた伝説のドラムマシン「TR-808」。インスパイアされたTシャツには、マシン特有のカラーリングでグラフィックがあしらわれています。6,600円(編集部調べ)

お土産として手軽に手に入れられるアパレルグッズは、「XLARGE」や「ISNESS MUSIC」などアパレルブランドとのコラボ商品も多数。在庫がなくなり次第終了予定。

ギターアンプ「JC-120」「Blues Cube Artist 212」、リズムマシン「TR-808」、シンセサイザー「JUPITER-X」など、Rolandの歴代名機をミニチュアで再現したカプセルトイ。全4種類、1回500円。在庫がなくなり次第終了予定。

金属製の打楽器「ハンドパン」から着想を得た電子ハンド・パーカッション「Mood Pan」。パッドを軽く叩くだけの直感的な操作で演奏でき、音楽や楽器の経験がなくても楽しめます。77,000円

2016年に登場し、新世代の電子管楽器として市場を拡大した「Aerophone」。リコーダーやサックスのような操作性で多彩な音色を奏でられ、ヘッドホンを使えば時間や場所を選ばず演奏できます。

Photo: Rei Ogishima

この記事の内容は2026年02月03日(公開時)の情報です