雪山で培った技術を、都市で検証し選ぶ

Burton Tokyo Flagship Store

公式サイト

『Burton Tokyo Flagship Store』は、日本におけるバートンのフラッグシップストアとして、スノーボードを軸に、ボード、バインディング、ブーツ、ウエア、アクセサリーまでを幅広く展開する店舗です。店内では、実際の使用シーンを想定しながら、モデルごとの特徴や違いを比較できる売り場構成が採られています。雪山での滑走をイメージしつつ、スタッフと会話を重ねながら装備を選べる点も、この店舗の特徴です。スノーボードを始めたばかりの人から、長く滑り続けてきたライダーまで、それぞれのレベルや目的に合わせてギアを検討できる場所となっています。

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スノーボードを軸に、フロアごとに深度が変わる売り場構成

原宿・キャットストリートに構える『Burton Tokyo Flagship Store』は、地上2フロア構成の店舗です。1階は、ウエアやアクセサリー、バッグ、キッズアイテムなどを中心に展開するフロア。スノーボードを起点としながらも、街での着用やファミリー層の利用までを視野に入れたラインナップが集約されています。2階は、[ak]ラインを含むアパレルやブーツ、そしてスノーボードのハードギアが並ぶ、より雪上での使用を前提としたフロア。店内中央にはスノーボードのラインアップが配置され、フリーライディング、パーク、オールマウンテンといった用途を想定しながら、モデルごとのフレックスやシェイプの違いを実物で比較できる構成になっています。

原宿・キャットストリートに構える『Burton Tokyo Flagship Store』。

1階入口側のメインフロア。ウエアやフットウェア、アクセサリーなど、シーズンアイテムを横断的に展開しています。

1階奥のフロアには、キッズ向けアイテムやバッグ、ゴーグルなどのアクセサリー類を集約。ファミリー層のニーズにも対応しています。

都市・東京をテーマにしたBurton 東京 ショートスリーブ Tシャツ(6,600円)。ライディング以外の時間にも着用できる、アパレルアイテムとして展開されています。

Burton ジャパン カタカナ ショートスリーブ Tシャツ(7,700円)は、実際にスタッフも着用。サイズ感や着こなしの参考になる点も、この店ならではです。

2階フロアには、スノーボードラインアップがずらり。フリーライディング、パーク、オールマウンテンなど、用途を想定しながらモデルごとの違いを比較できます。

用途別に展開されたスノーボードラインナップ。フリーライディング、パーク、オールマウンテンなど、ライディングスタイルごとのシェイプや設計の違いを一望できます。

各モデルには、サイズ展開や想定ライディング、設計意図を記したスペックカードを設置。条件やスタイルに合わせてボードを選べる仕組みです。

平野歩夢氏が使用するモデルを軸にしたセット展示。ボード、バインディング、ブーツを同一コンセプトで組み合わせることで、ハーフパイプや高速域で求められる安定性を具体的にイメージできます。

ブーツ売り場では、試着を前提にフィット感を確認。足型やホールド感の違いを、モデルごとに比較できる構成です。

BOA®フィットシステムを採用したモデルを中心に展開。締め分け構造やダイヤル配置など、フィット調整に関わる設計を実物で確認できます。

STEP ON® システム対応バインディングの展示。ヒールロック構造や接続ポイントを実物で確認でき、従来のストラップ式との違いを具体的にイメージできます。

ライディングスタイルに合ったスタンス幅や足位置を測定できる「STANCER」も設置。数値を基準にボードやバインディング選びを行うためのサポートツールです。

技術の蓄積を伝える展示と、判断を支えるスタッフの役割

店内に設けられている展示は、単にブランドの歴史を紹介するものではありません。1977年の創業以降、ボード構造やキャンバー形状、バインディングの固定方法などがどのように更新されてきたのか。その背景にあるライディングスタイルの変化、ライダーからのフィードバックを、具体的な事例を通じて伝えています。
また、接客もこの店の重要な特徴のひとつです。店頭に立つスタッフは、自身のライディング経験をもとに、ボードやブーツ、バインディングの組み合わせについて説明します。カタログスペックだけでは判断しにくい点を、使用シーンに即して説明してもらえることが、このフラッグシップストアの特徴です。

「PEOPLE. PLANET. SPORT.」というブランドのパーパスを掲げたビジュアル展示。

ライディングシーンや当時のエピソードを交え、スノーボードカルチャーの背景を伝えるボードも。

歴代のスノーボードを通して、設計思想や技術の変遷を伝える展示。現在のプロダクトへと続く試行錯誤の積み重ねを、視覚的にたどることができます。

店頭に立つのは、実際のライディング経験を持つスタッフ。カタログスペックではなく、使用シーンを前提にした説明が行われる。

カウンター上でバインディングの構造やパーツを確認する様子。実物を手に取りながら、素材感や可動部の作りを確かめられるのも旗艦店ならでは。

ワックスやスクレーパーを用いたスノーボードのメンテナンスサービスを実施。(※夏季限定)

実演や説明を交えながら、滑走性能を保つための日常的なケアについて確認できます。

レイヤリング前提で展開されるウェアと[ak]ライン

Burtonのウェアは、街着としての見え方ではなく、実際の滑走環境を前提に構成されています。防水透湿性を担うアウターシェル、保温性を調整するミッドレイヤー、吸汗速乾性を重視したベースレイヤーまで、レイヤリングを前提とした展開が基本です。中でも[ak]コレクションは、バックカントリーや冬のコンディションを想定した最上位ラインとして位置づけられています。GORE-TEX® Proなどの高い耐久素材を採用し、可動域、軽量性のバランスを重視。長時間の行動や変化する雪山環境に対応するための設計が随所に反映されています。

2階は[ak]ラインを中心に構成されたフロア。

バックカントリーや冬期の使用を想定したシェルやレイヤリングアイテムを、用途やコンディションごとに確認できます。

[ak]ラインのシェル。GORE-TEX® Proなどの高い耐久素材と立体裁断により、ハイクアップ時の可動域と滑走時の安定したシルエットを両立しています。

バックカントリーや厳冬期の行動を想定した[ak]コレクションのバックパック。耐候性の高い素材と身体に沿うハーネス設計により、長時間の行動でも安定した背負い心地を保ちます。

Burton [ak]® ディスパッチャー 13L ベスト パック(28,600円)。体に密着するベスト一体型デザインで、行動中でも必要な装備に素早くアクセス可能。シャベルやプローブなども効率よく収納でき、バックカントリーでの機動力を重視した設計です。

[ak]ラインの世界観を象徴する取り組みのひとつとして、取材時点ではFRAGMENTとのコラボレーションアイテムも展開されていました。藤原ヒロシ氏との長年のパートナーシップのもと、スノーボードへの思想とプロダクトへのこだわりを共有しながら開発された特別なラインです。ボードやバインディング、ウェアに加え、ゴーグルやヘルメットまで、BurtonおよびAnonとFRAGMENTによるトータルコラボレーションが実現していました。

【メンズ Burton [ak]® アクマー Fragment GORE-TEX 3L ジャケット】(176,000円) 立体裁断と可動域を意識したパターン設計により、ハイクアップから滑走までの一連の動作を妨げにくい構造。

【メンズ Burton [ak]® アクマー Fragment GORE-TEX 3L ビブパンツ】(154,000円) 胸当て付きのビブ仕様により、深雪や吹雪の中でも雪の侵入を防ぎ、レイヤリングの安定性を高めています。

【メンズ Burton [ak]® ヘリウム Fragment パンツ】(39,600円) シェルやビブパンツのインナーとしても使いやすく、温度調整のしやすさを重視した一本。

【Burton Fragment Branch Manager Camber Snowboard】 (143,000円) キャンバー構造により、エッジグリップと反発力を確保し、高速域での安定感を重視しています。

Photo: Yuma Yoshitsugu、Yuya Shida(ITEM)

この記事の内容は2026年02月19日(公開時)の情報です