2025.06.06
ホテルのロビーやギャラリーをテーマにした、ポーターの世界観を体感できる旗艦店
1935年創業の吉田カバンによる、ブランド『ポーター』初の直営旗艦店。すべての製品を日本国内で製造し続けるブランドのクラフトマンシップを、空間全体で体感できる場所です。表参道の裏通りにある店舗は、ブランドの名にちなんで“ホテル”をテーマにデザインされており、落ち着いた空間で、時間をかけて商品を選ぶことができます。
1935年創業の吉田カバンが手がけるバッグブランド『ポーター』。その直営店第1号であり、旗艦店として2000年にオープンしたのが『ポーター 表参道』です。バッグを“買う”だけでなく、ブランドの哲学やクラフトマンシップを“体験する”ことができる店舗は、「ホテル」をテーマにした空間構成が特徴。1階フロアの「ROOM1」では、ブランドの代表的な『ポーター』シリーズをはじめ、ライフスタイルをコンセプトにした新ブランド『POTR』、ストア限定アイテムやコラボレーションアイテムまで、多彩なプロダクトを展開。旅先のホテルの一室に入り込んだような空間となっています。
選び抜かれたプロダクトが並ぶ1階フロア。豊富なラインナップが揃う、中心的スペース。
ブランド名にもある「ポーター」に関連するオブジェも、店内の随所に展示されています。
表参道の喧騒を離れた裏通りにひっそりと佇む外観。
店内の一角にある「FACTORY」スペースでは、週末になると職人による製作の様子を間近で見ることができます。ミシンを動かし、一針一針ていねいに縫い上げていくその姿には「一針入魂」というポーターのクラフト精神が息づいています。
「一針入魂」とは一針一針に心を込めて縫うという意味で、吉田カバンの全ての仕事に息づく文化です。
不定期で企画が変わる展示スペース「 the PORTER Gallery 1」では、新作の展示のほか、アート・音楽等の他業種とのコラボレーションも展開。このスペースは、バッグをただのアイテムとしてではなく、「背景を持つプロダクト」として発信するブランドの姿勢を、視覚的に伝える役割も担っています。
らせん階段をのぼった先に広がるのは、まるでロビーやライブラリーような落ち着いた空間。ビジネス向けのバッグや、使うほどに風合いが増すレザーアイテムなど、上質で機能的なプロダクトが充実。さらに、日本の伝統的な染料「柿渋」で染め上げたバッグや小物も並びます。柿渋染めは、自然な色合いと経年変化も楽しめる、日本ならではの技法です。実用性とクラフトマンシップを兼ね備えたアイテムに出会える空間です。
バッグに加えて、旅に役立つさまざまなアイテムも販売されています。まず、注目したいのが、創業130年以上の日本の老舗『白山眼鏡店』とのコラボレーション。メイド・イン・ジャパンのサングラスやアイウェアは、旅先でも日常でも使いやすい仕様になっています。また、世界的なカメラブランド『LEICA』のカメラも販売。高性能かつコンパクトなモデルが並び、バッグと合わせて“旅を記録する道具”として提案されています。
店頭には、東京・恵比寿の人気書店『POST』が選書した本も並びます。旅、デザイン、建築など多様なジャンルの書籍たち。全て手に取って読めるだけでなく、購入も可能です。さらに、流れる音楽は、レコード専門店『ディスクユニオン』が選曲。ゆったりと流れる、温かみのある音が店内を包みます。
1950年代のアメリカ空軍(U.S. Air Force)が使用していたフライングスーツに着想を得た、ミリタリーデザインの2WAYブリーフケース。アーティスト Russell Maurice が描いた愛らしい“PILOT DOG’S”ステッカー付き。PORTER FLYING ACE 2WAY BRIEFCASE 57,200円
最大の特徴は、日本の伝統技法である「柿渋染め」による深みのある色合い。1900年代初頭に新聞配達員が使っていたバッグをベースにデザインされた、2WAY仕様のショルダーバッグ。OLDNEW NEWSPAPER BAG 61,600円
移動をテーマにした、『POTR』ブランドのシリーズ『RIDE』の多機能デイパック。 夜間の移動時の安全を考慮した、反射バンド付き。“和泉(いずみ)チエン”製アクセサリーも付属。POTR RIDE DAYPACK 63,800円
この記事の内容は2025年06月06日(公開時)の情報です