体の一部のような革靴と日常使いの革小物の店

トートーニー

公式サイト
住所
東京都台東区浅草橋3-5-1 トートーニー
最寄駅
浅草橋駅 徒歩5分、蔵前駅 徒歩8分
支払情報
現金、クレジットカード(Visa、Mastercard、JCB、Amex、Diners、Discover)、QRコード決済(Pay Pay、d払い、楽天ペイ、SmartCode、au PAY、メルペイ、FamiPay、銀行Pay、WeChat Pay、Alipay+)
SNS
営業時間
変則的なので、公式ウェブサイトのnewsページ内「shop calendar」欄を参照のこと。水曜日は事前予約必須。来店を希望する場合は来店希望日の3日前までにメール、または電話にて連絡を。

『トートーニー』は、職人の町・浅草橋にある革靴と革小物の店。革素材とは思えない自由で柔らかなデザインが魅力です。革が本来もつ特性にシンプルな構造を掛け合わせ、長く使い続けられる製品づくりを心がけ、店舗兼工房のメリットを生かし、カスタムや修理などに可能な限り対応しています。

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職人が手掛ける心地のいい革小物

『トートーニー』は、履き心地にこだわった革靴やスリッパなど、日常的に使える革小物の店。つま先から膝までを意味する店名は、店主で職人の神田沙耶香さんが、コンフォートシューズ販売でのフィッティングの経験を生かし、オリジナルコンフォートシューズの開発製造及びフィッティング販売で創業したことに由来します。オリジナル商品は、どれも革製なのに軽やかで心地いい雰囲気が魅力。カラフルなカラーバリエーションや、意外性のある色の組み合わせ、ちょっと変わった形などなど、心地よさの理由はいろいろ。いずれも、革という素材の持つイメージにとらわれず、自由な発想で生み出されたデザインが魅力です。

工業用ミシンで作業中の神田さん。オリジナル商品は、自ら企画・デザインをして職人に外注して製作するものと、自らミシンを踏んで製作するものがある。

店を構える浅草橋は、近年人気観光地となった隣町・蔵前の影響で、徐々に小売り店が増えています。浅草橋や蔵前のある台東区は、江戸時代から商工業の中心地で、皮革製品、伝統工芸や祭り関連用具、貴金属や宝石などを扱う小規模な製造業や、それらの流通に関わる問屋が集積してきました。神田さんがこの地を選んだ理由は、ものづくりをするうえで、革問屋や靴職人、染革工場と密にやり取りするのに都合のいい立地だったからだそうです。

浅草橋駅からは徒歩5分ほど、蔵前駅からは徒歩8分ほどと、どちらの駅からも徒歩圏内。

ロングセラーは足に馴染む一枚革のスリッパ

人気商品のひとつ、一枚革のスリッパは、その履き心地に魅了されるファンが多いロングセラー。文字どおり裁断した一枚の革を一箇所縫い合わせたシンプルな構造です。一般的なスリッパと違って芯を使わないので、履き込むほどに足の形に馴染み、素足で履いても蒸れにくいという革ならではの長所を実感できます。革のオモテ面を内側に、ウラ面を外側にして縫い合わせるため、足に接する内側は肌触りよく床と接する外側は滑りにくい、というスリッパとしての履き心地のよさを考慮しています。

各色5サイズ展開。カラーバリエーション豊富で、色違いで揃えたくなる。各5,390円〜7,480円(サイズにより異なる)※2026年7月1日より6,270円〜7,480円に価格改定

上は履き込んで足に馴染んだスリッパ。革ならではの経年変化が楽しめる。

革製品らしからぬ柔らかで自由なデザイン

神田さんが生み出す小物は、革製ということを忘れてしまうような自由で柔らかなデザイン。普段使いにちょうどいいカジュアルさで、心地のいいものを日常的に使いたい人にぴったりです。また、どれもシンプルな構造なのは、原料の革を無駄にしたくないという思いから。パーツや縫い合わせる箇所が少ないほど故障が起こりにくくなるため、厳選した丈夫な革がより長く使い続けられるうえ、裁断後のハギレが最小限になるよう配慮しやすいという利点があります。

一枚の革を縫って成形した折り紙のような財布。長財布17,600円、小財布12,100円

ふたの先端から出たゴムひもを本体に引っ掛けて閉じる。

長く使い続けられるよう、革よりも劣化の早いゴムひもは、簡単に取り替えられるような構造にしている。

余ったハギレから着想したクッションは、革と布地を組み合わせて製作。端切れそのままの形を生かした。8,800円

ドローコードやストラップなどのアウトドアテイストとの意外な組み合わせが新鮮なバッグ。容量20L 55,000円〜60,500円(色により異なる)

背面にはショルダーハーネスがつき、バックパックとしても使える。

開口部には内側に折り返しておける巾着式の蓋があり、主にバックパックとして使うときに活用する。

背負った状態で、ショルダーハーネスについたゴムひもはチェストストラップ。ゴムひも同士を絡めると、荷物が多いときなどに背負い心地がよくなる。

開口部の巾着式の蓋は、ロールトップ式にもできる。容量30L 66,000円〜71,500円(色により異なる)

神田さんが長年使い込んだ容量20Lのバッグ。

色合いや風合いが微妙に異なる正方形の皮革を縫い合わせたカゴのようなバッグ。丈夫で長く使えるベジタブルタンニンなめしで、オモテ革は傷やシワが目立ちやすいが、それも個性として経年変化が楽しめる。バッグ各17,050円〜52,800円

造形作家の曽田耕が手掛けるマットは、ベルト状に裁断した革を編み合わせ、ミシンで縫製。各8,260円〜39,600円

土などが付着しやすいようあえてザラザラとした質感に仕上げている。

カラーバリエーションがある。

義肢装具士と共同で開発するコンフォートシューズは66,000円〜121,000円。2種類の木型で製作しており、店頭で、足型を計測し、フィッティングして販売。在庫品とサイズが合わない場合は、足に合わせて受注生産が可能。ただし製作期間は10か月ほど。

自社製品に限り修理の相談可。パーツを追加したい、サイズや長さを調整したいといったカスタムにも、可能な範囲で対応したいという神田さん。店舗兼工房というメリットを最大限生かしたきめ細かな対応もまた、この店の大きな魅力です。

 

 

 

 

Photo: Wacci

この記事の内容は2026年05月01日(公開時)の情報です