東京で最もイマーシヴな大箱老舗クラブ
『WOMB』は、東京で最もワールドスタンダードなクラブとして知られています。多くのクラブがひしめく渋谷にあり、4フロアにわたる広大な空間を備えた大型クラブです。吹き抜け構造のメインフロアでは、極上のサウンドシステムと圧巻のライティングに包まれ、没入感あふれるダンス体験を楽しむことができます。クラブやダンスミュージックを愛する人なら、一度は足を運ぶべき場所です。
東京にダンスミュージックの文化が根付き始めた90年代後半、2000年、渋谷・円山町に誕生した『WOMB』は、新たな流れを生み出す存在として登場しました。オープニングパーティでは、当時ニューヨークで絶大な人気を誇っていたDJ、ジュニア・ヴァスケスを日本に初招聘。また、世界中の有名クラブの音響を手がけるサウンドエンジニア、スティーブ・ダッシュによるサウンドシステムの導入に加え、アジア最大級の大型ミラーボールや最新鋭のライティングシステムも話題を呼び、オープン当初から大きな注目を集めました。
その後、テクノ、ハウス、エレクトロニック、ドラムンベースなど、多様なジャンルのトップDJたちが世界中から来日しプレイする場となり、週末には日本国内のみならず、海外からも多くのクラブファンが訪れる、国際的なナイトスポットとして定着。オープンから25年を迎えた今もなお、その人気は衰えることなく続いています。
現在は、ドイツ製のd&b audiotechnikで迫力あるサウンドが体験できる。
『WOMB』は全4フロア構成で、最大収容人数は約2,000人。2階にあるメインフロアは4階まで吹き抜けの開放的な空間となっており、1階の「WOMB LOUNGE」や4階の「VIP FLOOR」でも、イベント開催時にはDJがプレイし、それぞれのフロアで異なる盛り上がりを見せます。また、3階にある「PREMIUM LOUNGE」はメインフロアを一望できるVIPテラスとなっており、テーブルと椅子の予約も可能(別料金)です。
かつての象徴だったミラーボールはなくなったが、高精細な照明と映像演出によって、フロアを異次元の空間へと変えている
これまでに来日を果たしたプレイをしたDJは、リッチー・ホウティン、スヴェン・ヴァス、ジェフ・ミルズ、エルナン・カタネオ、ペギー・グー、フォー・テットなど、名前を挙げればキリがなく、いずれも世界を舞台に活躍し、何万人ものオーディエンスを魅了してきたトップDJばかり。その彼らのプレイを、東京のど真ん中で体験できる、まさに唯一無二のクラブです。
近年では日本人DJたちの活躍も目覚ましく、 DJ NOBU、DRUNKEN KONG、 Wata Igarashiといった世界で名を馳せるベテランDJから、Yamarchy、RISA TANIGUCHIといった次世代を担う期待の次世代まで、定期的にパーティを開催し、ときには実験的なセットも行っています。そんな彼らのプレイを、世界基準のクラブで体感できることも、このクラブならではの魅力のひとつです。
また、『WOMB』ではムービングライト、フルカラーレーザー、大型LED3面スクリーンなど、常にハイスペックなライティングシステムを積極的に導入。その環境の中でAIBAをはじめとする優秀なライティングアーティストが育ち、日本のクラブシーン全体のクオリティ向上にも大きく貢献してきました。ここでしか体験できない、DJプレイとライティングのイマーシヴな空間は圧倒的です。
コンクリート打ちっぱなしの建物が魅力の『WOMB』ですが、内装はオープンした25年前から変わらぬ部分が多く残ることから、重厚感のある無機質な格好よさと、ちょっぴりレトロでアナログ感が交差する空間が長く続いている秘訣でもあります。エントランスから上階まであがる階段までの通路には、ひとつずつ異なるデザインをした温かみのあるライトが天井から吊り下がり、4階まであがる螺旋階段は、今やクラブの特徴のひとつとして知られています。
4階のフロアは2023年に改装し、ウッディな内装にしたことで、より一層サブフロアとしての役割を果たしています。実力のある人気DJがプレイすることから、常に人が絶えません。一番よく出るお酒は、ビールだそうで、海外からのお客さまにもジャパンブランドであるアサヒの生ビールは喜ばれるそうです。
この記事の内容は2025年11月04日(公開時)の情報です

