美と味を受け継ぐ銀座の有名レストラン

資生堂パーラー 銀座本店レストラン

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『資生堂パーラー 銀座本店レストラン』は、街並みに映える赤い外観が目印の老舗洋食レストランです。店内には、あたたかく上品なカラートーンが広がり、効果的に設計された照明と、魅力的な吹き抜けが開放感を演出します。ステンドグラスや唐草模様のクロスなど、創業以来受け継がれてきた美意識が随所に感じられるデザインも見どころのひとつです。名物 のオムライスやコンソメスープには、職人の技と歴史が詰まっています。

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銀座の街に映える風貌

東京・銀座の一角に佇む赤い外観は、銀座の洗練された街並みにありながら、はっきりとその存在を主張しています。ブランドの美意識と一体化したデザインは、通りを歩く人々の視線を自然と引き寄せ、印象に残る“銀座の顔”として街に根付いています。

店内は歴史を包み込む、優雅で開放的な空間美

店内は、美術館に迷い込んだかのような優雅な世界。吹き抜け天井のある空間は、木造2階建てだった当時の店舗の建築をイメージした造りで、開放感と歴史的な重厚感が共存しています。照明器具も当時の意匠をアレンジしたもので、光の陰影にまで美意識が行き届いています。個室に設えられたステンドグラスは、1928年に建てられた資生堂化粧品店の建物の窓に使用されていたもの。

優美な光を落とす、当時のクラシカルな照明。陰影にまで美意識が宿ります。

店内に飾られた絵画。料理と同じく、空間も芸術として味わうことができます。

当時の木造2階建てをイメージした吹き抜け。

1928年から受け継がれているステンドグラス。100年近く前の美しさを、今も見ることができます。

メニューとテーブルを飾る唐草模様のクロスは、『資生堂』の包装紙に用いられていた伝統の図柄です。

カトラリーには銀食器が使われており、その手触りや重みからも本物志向が感じられます。

伝統の味を継ぐ、銀座のオムライス

料理には、一皿ごとに語れる背景があります。人気のオムライスは、元々はチキンライス単品の提供が主流で、卵で包むスタイルは裏メニューとしてスタートしたもの。チキンライスの“種”は、トマトケチャップをじっくり煮詰めたソースに、チキンとマッシュルームを合わせたしっとりタイプ。1皿に卵を3個使っていて、肌のようになめらかな仕上がりにこだわった、しっとり&もちもちのオムライスです。素材の扱い方や火入れの精度、盛り付けの所作に至るまで、歴代の調理長のレシピを今も忠実に守り続けているんです。

トレンドの“ふわとろ系”とは異なる、しっとり&もちもちのオムライス。

銀座本店レストラン 調理長・川嶋俊雄さんは、入社以来20年以上にわたり、資生堂パーラーの厨房を支え続けてきたベテランシェフ。

歴代の調理長のレシピを受け継ぐ味。牛すね肉や香味野菜を1日じっくり煮出して生まれる、澄んだ味わいのスープ。伝統のコンソメスープ 1,600円

1931年に誕生した看板メニューのひとつ。ハムと仔牛肩肉の旨みと野菜の甘みが詰まったベシャメルソースを、きめ細かな衣で包んでカラッと揚げた一皿。ミートクロケット 3,100円

香味野菜とスパイス、そして上質な飛騨牛をじっくり煮込み、ルーにはあえて焦がしの苦味を残すことで、深みのある独特の風味に仕上げています。飛騨牛のビーフカレーライス 3,600円

Photo: Fukasawa Shinpei

この記事の内容は2025年04月17日(公開時)の情報です