ネルドリップで淹れたコーヒーと手作りメニューが人気の喫茶店

カフェ トロワバグ

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英語版メニューあり

1976年創業の神保町『トロワバグ』は、ネルドリップで丁寧に淹れたコーヒーと、先代の家庭の味を受け継ぐグラタントーストが名物の喫茶店。素材の美しさが息づく内装や、女性店主ならではの感性が光る空間で、心安らぐひとときを過ごせます。

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時を超えても変わらぬ美意識が息づく場所

『トロワバグ』は、線路の枕木を使った梁や大理石と天然木枠の床などの素材の魅力を活かした内装で、1976年の創業時から変わらぬ空間が広がる喫茶店。年月とともに深まる風合いが、訪れる人をやさしく包み込みます。華やかな食器やストライプ柄の棚も先代から受け継がれ、店内を温かく彩っています。

3つの輪を意味する「トロワバグ」は2代目店主のお名前「三輪さん」の名前に由来。

店内の梁は実際の線路の枕木を使っており、床は天然の木枠を使用しています。

華やかな花柄やストライプなどの食器が置かれた棚は、お店のディスプレイにもなっている。

初代から続く、女性ならではの感性と心配り

女性店主が代々営む『トロワバグ』では居心地のよさと美しさを兼ね備えた空間づくりにこだわっています。店内には先代からの絵画と現代アートが調和し、メニューも『本の街 神保町』をイメージして本の形にするなど、女性目線での細かなこだわりが見られます。また時代に寄り添ったメニューも日々更新。2代目店主から提供するようになった『小倉バター』は女性人気の高いメニューです。2024年には、女性に喜ばれる『クレープ』を提供する2号店もオープン。

「笑」や「愛」などの文字が桜の花びらのように描かれたユニークなエッフェル塔の絵画。2代目店主がパリで入手したもの。

クラシックな絵画は先代が集めていたもの。

メニューも本の街、神保町をイメージして本のデザインに。

日本ならではのネルドリップコーヒーが味わえる

『トロワバグ』では、1976年の創業以来、 一般的なペーパーフィルターではなく布製フィルター「ネル」を使ったハンドドリップで、コーヒーを淹れ続けています。まろやかで深い味わいを引き出すこの手法に合わせ、数種類の豆をブレンドしたオールドビーンズを使用。日本ならではの丁寧な一杯が楽しめる貴重なお店です。

コーヒー粉が膨らみ、中心に綺麗な円の泡ができるのがネルドリップの特徴。

現代ではあまり見られない、昔ながらの秤を使用しているのもこだわり。

コーヒーを注文すると、店主が目の前で、一杯ずつハンドドリップで淹れてくれます。

ネルドリップで淹れた、「トロワブレンド」は創業当初からのメニュー。 750円

長年愛されてきた、懐かしい家庭の味

店主にとって、創業時からあるメニューは家庭の味。看板メニューのグラタントーストは、先代のお母様が家庭のグラタンをアレンジして考案した一品。残り物を活かしたアイデアから生まれ、他にはない味わいとして今も愛されています。やさしい甘さのかぼちゃのムースも創業時から変わらぬ人気メニュー。どちらもコーヒーを主役に引き立てる、『トロワバグ』ならではの味です。

女性人気の高いメニュー。地域のつながりが強い神保町という街だからこそ、小倉あんは神保町のたい焼き屋さんの小倉を使用しているのもこだわり。 小倉バタートースト コーヒーセット 1,600円

家庭の味、グラタンをアレンジして生まれたメニュー。 グラタントースト コーヒーセット 1,600円

先代がカボチャをたくさん買ってきて、試しに作ったムース。思いのほかお客に売れたことにより、定番人気のメニューに。 カボチャのムース 750円

Photo: Nakagawa Jun

この記事の内容は2025年04月14日(公開時)の情報です