下北沢の深夜飲みに。本場仕込みの台湾料理店

新台北 下北沢本店

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下北沢で長年愛されてきた台湾料理店『新台北』。異国の屋台文化を手頃な価格で楽しめるこの店は、さまざまなカルチャーが交差する下北沢らしい空気感を、目と舌で感じられるスポットです。深夜まで営業しているため、古着巡りの後はもちろん、飲み歩きの途中で立ち寄れるのも魅力。おすすめしてくれたのは、下北沢一番街商店街に店を構える古着店『Abesho 2nd』の店主・阿部さん。お酒が進むメニューばかりなので、友人と一緒によく訪れるといいます。

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本多劇場の向かいで愛され続ける、下北沢のローカル飯

下北沢といえば古着の街として知られていますが、多くの劇場が集まる「演劇の街」でもあります。なかでも象徴的な『本多劇場』のすぐそばに店を構えるのが、創業37年の台湾料理店『新台北』。駅から徒歩2分という好立地もあり、公演終わりの役者たちをはじめ、学生や地元の常連客で日々にぎわうお店です。

“好きなものを安く、贅沢に食べる”という台湾の屋台文化をそのまま持ち込んだようなスタイルで、日本ではなかなか出会えないローカル料理をリーズナブルに楽しめるのが魅力。ディナーは深夜2時まで営業しているため、古着巡りの後はもちろん、飲み歩きの2軒目、3軒目としても頼れる存在です。

雑居ビルの1階にある『新台北』は、赤い提灯とネオンの看板が目印。

店内手前にはテーブル席、奥にカウンター席を備えていて、グループでもひとりでも気軽に立ち寄れます。

カウンターの上部には赤い短冊メニューがずらりと並び、台湾情緒が漂います。

『新台北』のすぐ向かいには下北沢の象徴的な劇場『本多劇場』があります。

本場・台湾で培った技が生む本格的な味わい

厨房に立つのは、台湾で経験を積んだ調理歴20〜30年の料理人たち。現地の味をベースにしながらも、日本人にも食べやすいよう塩味や辛味をやや抑えているといいますが、その味わいは日本に住む台湾人からも太鼓判を押されるほど本格的です。小皿で提供される料理は、屋台さながらのスピード感で次々と運ばれ、熱々の出来たてをテンポよく楽しめます。しじみなど一部の食材は台湾から取り寄せるほか、チャーシューや腸詰といった自家製のおつまみも豊富に揃えており、『新台北』ならではの一皿を提供することにこだわっています。

厨房では『新台北』のTシャツを着た台湾出身の料理人が腕を振るいます。

台湾流のエビの唐揚げ「塩酥蝦(キャムソへイー)」は、新鮮なえびを殻つきのまま高温の油でカラッと揚げます。

揚がったエビに味付けし、ねぎとにんにく、唐辛子を加えて炒めたら完成。殻ごと食べられて、パリッとした食感と香ばしさに病みつきになる一皿。「塩酥蝦(キャムソへイー)」1,320円

お酒と一緒に楽しみたい台湾の小皿料理

メニューはデザートを含めて75種類。どれもくどさのない味つけで素材の旨みが引き立ち、八角や五香粉など台湾料理ならではのスパイスが効いた料理は、ビールや紹興酒とも好相性です。

この店をおすすめしてくれた下北沢にある古着店『Abesho 2nd』の店主・阿部さんが必ず頼むというのが、自家製チャーシュー「叉焼肉(ツアサアオロウ)」と、空芯菜や青梗菜など季節の中国菜を使ったにんにく炒め。

「チャーシューは肉肉しさがあるのにあっさりした味付けなので、サクサク食べられます。こってりした他のメニューの箸休め的に食べていますね。青菜炒めはニンニクが効いたパンチのある味で、ビールが進むんです!」(阿部さん)。

阿部さんおすすめ、自家製チャーシュー「叉焼肉(ツアサアオロウ)」は968円。肉の表面がピンク色なのは、漬け込みダレに含まれるワインかすによるもの。青菜炒めは使用する中国菜によって価格が異なり、770〜1,100円。台湾ビールは1本726円。

またほとんどのお客さんが頼むという汁入り麺料理「担仔麺(ターミィ)」は、286円という驚きの低価格。一人前の小さな茶碗に盛られ、海鮮のダシがきいたやさしい味わいのスープとつるっとした細麺が食べやすく、飲んだ締めにもちょうどいいボリュームです。

手頃な価格と小皿中心のスタイルでつい頼みすぎてしまいますが、食べきれなかった料理はすべて持ち帰り可能。家や宿に帰ってからゆっくり楽しむのもおすすめです。

中華麺を使用した「担仔麺(ターミィ)」。同価格で中華麺の代わりにビーフンを使った「坦米粉(タービーフン)」もあります。各286円。

台湾屋台の定番といえば、牡蠣オムレツの「蚵仔煎(オーアーチェン)」。ふんわりとした卵にプリプリの牡蠣と野菜の食感、甘辛い特製ソースが絡み合う一品です。1,078円。

メニューの扉にあるQRコードを読み取れば、英語版のメニューが見られます。

おすすめしてくれたのは……

古着店『Abesho 2nd 』店主・阿部さん

「『新台北』は台湾本場の屋台を感じられる雰囲気が好きです。日本にある中華チェーン店とは違って、日本式の味に寄りすぎていない感じがするので、友人が下北沢に遊びにきたときによく連れて行くお店です」

Photo: Ray Ogishima

この記事の内容は2026年05月05日(公開時)の情報です