70年代のニューヨークのディスコにタイムスリップ

Hi-Fi Disco Bar Chaos

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チャージ料:お一人1000円

『RECORD BAR analog』『MUSIC BAR BOUNCE』の姉妹店となる『Hi-Fi Disco Bar Chaos』が2026年4月にオープン。インテリアから機材、ドリンクまで、1970年代のニューヨークのディスコカルチャーに着想を得たレコードバーです。ハウスミュージックやディスコクラシックのレコードを、曲が終わるまでじっくりと堪能することができる、リスニングスタイルに注目です。

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レトロフューチャーなインテリアが集まった空間

インテリア全体のテーマは70年代のニューヨークのディスコ。オーナーの松鶴隆弘さんは店内の設計・ディレクションも手掛けており、「暗いニュースが多い時代だからこそ、元気になれる空間を作りたかった。ディスコやハウスミュージックには多幸感があるため、その世界観をインテリアでも表現しています」と語ります。
 
店内に入ってすぐ、アメリカのダイナーをイメージした、広々としたバーカウンターが迎えてくれます。一人で訪れても自然と音楽に没頭できるよう、松鶴さんがこのカウンターもゼロから設計したと話します。
 
奥に進むと、カラフルで遊び心のある椅子がたくさん置かれています。鮮やかなオレンジやブルーを基調にしたビタミンカラーが空間を彩り、スペースエイジをイメージした、曲線が多いレトロフューチャーなデザインが特徴的。ラバランプやハート型のディスコボールも含め、細部まで70年代のディスコカルチャーへのオマージュが散りばめられています。

壁にはハウスミュージックのパイオニアであるラリー・レヴァン、フランキー・ナックルズ、デヴィッド・マンキューソの3人のポートレートが壁を彩ります。

2年前から少しずつアンティークショップなどで探し集めた椅子の数々。

床のデザインは、スタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』に出てくる絨毯から着想。

ハート型のディスコボールが、一気にレトロムードを盛り上げます。

ヴィンテージ機材だからこそ生まれる、ここだけのグルーヴ

70年代へのこだわりは、機材にも詰まっています。スピーカーはJBL、ターンテーブルはガラード、ミキサーはボザック、すべてヴィンテージもので統一。70年代当時のディスコカルチャーを支えた機材が今も現役で稼働していることに驚きです。

音源はデジタルやCDではなく、レコードのみ。アナログならではの生音の質感と、レトロな心地よさを実感できます。

ヴィンテージ機材だからこそ体験できる、中高域の抜けの良さもこの店の特徴です。クラブのような大音量ではなく、楽曲そのものの音像や空気感を味わえます。

バーカウンターの中には、ガラードのターンテーブルとボザックのミキサーなどヴィンテージ機材を装備したDJブースが。

マッキントッシュのパワーアンプ「MC2205」。1970年代に登場したヴィンテージモデル。スピーカーとの相性がよく、低音をしっかりと鳴らすために使用している。

壁に埋め込まれたJBLのヴィンテージスピーカー。

ハウスやディスコクラシックを一曲ずつていねいに選曲

『Chaos』では、ハウスやディスコクラシックが中心に流れており、店が所有するレコードのコレクションからスタッフが選曲。あえて曲と曲をつなぐDJミックスをしないスタイルで、曲を最後までかけながら、音そのものの良さやストーリーをダイレクトに伝える手法をとっています。
 
20代から50代までの幅広い客層が集まり、じっくりと音楽を楽しんでいます。「ハウスミュージックを一曲まるごと最後まで聴かせる店が東京には意外と少ないんです。それなら自分で作ろうと思いました」と松鶴さんは語ります。「世界中の人に『東京には素晴らしいミュージックバーがたくさんある』と思ってもらいたい」という松鶴さんの熱情が伝わります。

音楽は、『Chaos』のスタッフが選曲。月に一度、DJイベントも開催されている。

かけるレコードは、レコードラックから一つひとつ選んでいる。

70年代・80年代のニューヨークで活躍したキース・ヘリングやアンディー・ウォーホルがデザインしたレコードジャケットも壁一面に飾られています。

ディスコカルチャーをイメージしたカクテルを一緒に味わう

カラフルなスペシャルカクテル。

ビールやウイスキーに加え、『Chaos』のポップな雰囲気とマッチするスペシャルカクテルも楽しめます。

鮮やかなブルーが印象的な「China Blue」は、70年代に流行したフルーツカクテルをイメージ。ほどよい甘さの「Melon Ball」は、ニューヨークの伝説的ディスコ『Studio 54』で提供されていたものを再現した一杯です。さらにウイスキーベースの「Larry's Home」は、ラリー・レヴァンをオマージュしたドリンクです。チェリーリキュールの甘みの中に、薬草リキュールのスモーキーな味わいが広がります。

ドリンクと一緒に楽しめるポップコーンとチョコレートは、クープグラスで提供されており、アメリカやヨーロッパのパーティーシーンを彷彿させます。

「明るい音楽を聴いて、明日への活力を持ち帰ってほしい」という思いで作られた『Chaos』は、単なるバーではなく、音楽そのものが持つエナジーを体感するためのカルチャースポットです。

「China Blue」(1,600円)

「Melon Ball」(1,600円)

「Larry's Home」(1,600円)

ポップコーンとチョコレートのおつまみは、無料で楽しめる。

Photo: Yuma Yoshitsugu / Text: Sasa&Fuko(Rhino)

この記事の内容は2026年09月10日(公開時)の情報です