2026.01.24
都市に開かれた、and wanderの新しいベース
2025年9月に『and wander(アンドワンダー)』が『ニュウマン高輪』に新たな拠点を構えました。日本国内のファン層をさらに広げると同時に、増加するインバウンド需要にも応える拠点として選ばれたのが、高輪という立地です。新幹線や在来線が交差し、人の移動が日常的に発生する高輪は、山へ向かう前後や日常の延長線上でアウトドアを考えるための接点となる場所です。そのためand wanderニュウマン高輪では、商品を並べるだけでなく、プロダクト、空間、写真、活動を通して、ブランドの思想を立体的に共有するベースとして設計されています。
店内は、自然素材や演出的な装飾によって世界観をつくる従来のアウトドアショップとは異なり、外光が大きく差し込む環境を前提に設計された空間が特徴です。豊かな外光を活かすため、「叢(くさむら)」をイメージした多様な植栽を取り入れ、視覚的なアクセントと奥行きを加えています。床面には墨モルタルを採用し、全体のトーンを抑えることで、カラフルなプロダクトが引き立つ構成になっています。
店内でひときわ目を引くのが、随所に見られるリフレクター素材の存在です。夜間や悪天候下での視認性を高めるためのこの素材は、and wanderのプロダクトにおいて、長年重要な役割を担ってきました。リフレクターが象徴しているのは、装飾性ではなく、行動を安全に支えるために必要とされた結果としてのデザインです。『and wander ニュウマン高輪』では、その考え方をプロダクトに限らず空間へも拡張し、機能が都市の中でも意味を持ち続ける構成が取られています。
取材時に店内に展示されていた、2025年秋冬コレクション(25AW)のフィールド写真。北海道・恵山でのテスト環境を写し出し、プロダクトが想定する使用条件を具体的に伝えている。
『and wander ニュウマン高輪』が特徴的なのは、店舗を起点としたハイキングクラブの活動です。この取り組みは、単なるイベントではなく、実際に山を歩くことを前提とした行動の場として位置づけられています。ハイキングクラブの活動は、製品テストを兼ねたフィールドワークとして定期的に行われ、丹沢・高尾山・八ヶ岳エリアを中心に、月3〜4回(※不定期開催)のペースで実施されています。参加募集はブランド公式サイトから行われ、経験者・初心者を問わず応募可能です。
さらに店頭では、ランニングやハイキングの経験を持つスタッフが在籍し、トレンドやフィールドでの注意点を踏まえた商品提案ができる点も、この店舗ならではの体験となっています。
不定期で開催される、ハイキングクラブの活動。実際に山を歩き、プロダクトを使用することで得られた実感が、開発や仕様の見直しにつながっている。
ハイキングクラブ活動にも参加している、ニュウマン高輪店長の鈴村さん。趣味はトレイルラン。実際のフィールドテストを通じて得られたフィードバックを、都市側の店舗へと持ち帰る循環が生まれている。
2tone rain jacket 41,800円 山で求められる防水性と可動性をベースに、都市での着用も想定したカラーブロッキングのレインジャケット。フィールドで培った機能を、日常の装いへと落とし込んだ一着。
sil daypack PERTEX 19,800円 軽量性と耐候性を備えた、PERTEX素材のデイパック。日帰りハイキングから都市での移動まで、幅広いシーンに対応する。
ocean rip 25L backpack 38,500円 耐久性に優れたリップストップ素材を使用した25Lバックパック。ハイキングから一泊程度の行動まで対応する容量。
PERTEX wind jacket 38,500円 風を防ぎつつ、行動時の快適性を重視したウインドジャケット。レイヤリングの一枚としても使いやすいバランスが特徴。
il sacoche 2 11,000円 軽量で耐久性に優れたシルナイロンを使用したサコッシュ。ハイキングから街歩きまで、必要最小限の荷物を持ち運ぶためのアイテム。
この記事の内容は2026年01月24日(公開時)の情報です







