原宿で本場のスケートカルチャーを感じられる

HESHDAWGZ

公式サイト
住所
東京都渋谷区神宮前4-25-7
最寄駅
原宿駅 徒歩7分
URL
http://heshdawgz.com/
支払情報
現金、電子マネー、クレジットカードほか
SNS
Wi-Fi
有り

さまざまなファッションショップが軒を連ねる原宿で、20年前から同じ場所で変わらぬスタイルでスケートショップを営んでいる『HESHDAWGZ』。ショップには、“CB”の愛称で親しまれているオーナーの石井洋介氏が大きな影響を受けたというサンフランシスコのスケートブランドのアイテムをはじめ、スケートボードにまつわるさまざまなアイテムが並んでいます。

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キャットストリートからスケートカルチャーを発信して20年

『HESHDAWGZ』はスケートボードとサンフランシスコに魅せられたCB氏が、2005年にキャットストリート沿いにオープンさせたスケートショップです。ショップ名は、コンクリートのパークを好むスケーターを指す“HESH”と、男達や犬といった意味も含めた“DAWGZ”を組みわせた造語だそう。場所は、原宿通りもほど近い建物のキャットストリート側の2階にあって、取り扱っているスケートブランドのロゴが載ったフラッグが目印です。

キャットストリートからはフラッグを目指して行くと『HESHDAWGZ』が見えてきます。

スケートデッキは、アート性が高いデザインのものから、政治的メッセージを発しているものまでさまざま。中には1点もののデッキもあります。

ショップにはスケートデッキはもちろんのこと、スケートボードにまつわるファッションやギア、アートグッズなど、さまざまなアイテムが並んでいます。

スケートの本場、サンフランシスコの匂いを感じられる店内

オープン当初は、日本では取り扱いの少なかったサンフランシスコのスケートブランドのウェアやギアを中心にセレクトされていましたが、現在はスケートブランドに加え、スケートボードカルチャーに関わるアート類も豊富に取りそろっていて、中には1点もののアイテムもあります。

またショップ内の壁には世界を舞台に活躍するプロスケーターや海外アーティストのサインがあって、これは来日した際にショップに足を運んで書いてくれたそう。そしてショップロゴを手がけているのは、スケートブランド『SANTA CRUZ』の アイコンでもある、スクリーミングハンドの生みの親、ジム・フィリップス(Jim Phillips)氏。これからも『HESHDAWGZ』には、リアルなスケートカルチャーが詰まっていることが伺えます。

ジム・フィリップス氏によるショップロゴ。ショップ名の上を滑るスケーターのイラストもニクい演出。

壁にはアーティストのネック・フェイス(Neck Face)氏やレミオ(REMIO)氏など、世界的に活躍する人達が来店した際に書いていったサインが。

ショップには、CB氏が好きなスケートにまつわるアート作品も飾られています。アーティストは、アレクシス・ロス(Alexis Ross)氏やマーク・ゴンザレス(Mark Gonzales)氏など、貴重なものばかり。

日本ではここでしか出会えないアイテムも

ショップで取り扱われているウェアは、サンフランシスコ発の『ANTI HERO』や『THRASHER』『INDEPENDENT』といった有名スケートブランドのものから、『Fucking Awesome』や『VIOLET』『HOCKEY』といったファッションやストリートカルチャーが好きな人からも支持を得ているものまでさまざまです。

そしてショップのオリジナルアイテムもあって、こちらはスケートボードカルチャーと密接な関係にあるアーティストがグラフィックを提供してもいて、国内外のお客さんから人気があります。またスケートデッキも豊富に取り扱われており、アーティストのショーン・クライバー(SEAN CLIVER)による『STRANGELOVE』は、国内では『HESHDAWGZ』がもっとも多くそろっています。アート好きにもおすすめです。

1995年にジュリアン・ストレンジャー(JULIEN STRANGER)氏らによって立ち上げられた『ANTI HERO』。所属スケーターの写真が落とし込まれたTシャツは人気が高いです。各6,380円

『ANTI HERO』や『REAL』などさまざまなスケートブランドのディストリビューターで、サンフランシスコを代表するスケートカンパニーである『DLX』の直営店のTシャツ。デザインも豊富です。各5,720円

スケートフィルマーで映像作家のウィリアム・ストロベック(William Strobeck)氏がニューヨークで2021年にスタートさせた『VIOLET』のジャケット。背中のピースマークがインパクト抜群です。24,200円

スケートシューズブランド『ETNIES』から、1994年にリリースされたシューズの復刻モデルは、レジェンドスケーター、サル・バービアー(Sal Barbier)氏のシグネチャーモデルです。15,400円

サンフランシスコでアートや雑貨を販売しているセレクトショップ『Park Life』のトートバッグ。こちらのデザインを手がけているのは、アーティストのバリー・マッギー(BARRY McGEE)氏。9,900円

海外のお客さんからも人気の高いショップオリジナルのアイテム。パーカは ジム・フィリップス氏で、キャップとナップサックはスケーターでアーティストのラス・ポープ(Russ Pope)氏によるグラフィックが落とし込まれています。パーカ 16,500円、キャップ 5,940円。

スケーターならではのナップサックも使いやすいのが魅力です。各6,930円

スケート関連のグラフィックを多数手がけてきたアーティストのショーン・クライヴァー(Sean Cliver)が立ち上げた『STRANGELOVE』のスケートデッキ。アートとしての価値もあるデザインです。各19,800円

サンフランシスコとスケートボードをこよなく愛するオーナー

オーナーのCB氏は、スケートボードに夢中になった20代の頃にサンフランシスコに留学をされていて、そこですっかりサンフランシスコの虜になったそう。その好き度はすさまじく、留学時にはスケートチームとブランドを立ち上げたほどです。今でもその熱意は変わらず、よりスケートボードとそのカルチャーに夢中で、それが原宿という場所でショップが20年続いている理由なのかもしれません。10月には20周年のイベントを企画中とのことなので、詳しくは今後インスタグラムで発信される情報をチェックしてみてください。何より原宿にある唯一無二のサンフランシスコの空気をぜひとも味わってみてください。

オーナーのCB氏。スケート初心者でも親身になってスケートデッキの相談などに乗ってくれるので、気軽に相談してみてください。

Photo: Shinpo Kimura / Text: Shuichi Aizawa(PineBooks Inc.)

この記事の内容は2025年09月25日(公開時)の情報です