世界に1着だけのリメイクウェアが手に入る

AWESOMEBOY FLAGSHIP STORE

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日本屈指のファッションスポットである原宿に2015年にオープンした『AWESOMEBOY FLAGSHIP STORE』。取り扱っているアイテムはリメイクウェアブランド『Awesome boy』のみで、アパレルのサステナブルに対する考え方のひとつを独自の解釈で提案しています。ショップではお客さん自身の洋服を持ち込んでのカスタムも承っていて、世界に1着だけのオリジナルウェアをオーダーすることができます。

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リメイクウェアの魅力を感じることのできるショップ

『AWESOMEBOY FLAGSHIP STORE』のオープン当初は、『Awesome boy』のディレクションをしていたショップオーナーのKIC©氏が、自身のバックボーンであるヒップホップやスポーツカルチャーに関連したヴィンテージウェアを中心に、リメイクウェアを展開していました。しかし、世の中のサステナブルに対する意識の高まりも受け、『Awesome boy』の旗艦店として2024年に大幅にリニューアルし、現在に至ります。そのためにショップにはリメイクウェアと、オーダーカスタムアイテムのイメージサンプルが並んでいます。サンプルアイテムは購入することもできて、リメイクウェアも含めてどれも1点モノです。

鮮やかなライトブルーを基調にしたショップには『Awesome boy』のアイテムが並んでいます。

壁にはオーナーのKIC©氏のバックボーンにあるものがディスプレイされています。

スーベニアとしてショップオリジナルライターやステッカーがあります。

キャットストリートから1本裏の路地にあって、イエローの建物が目印です。

グッズが入っているカプセルトイも。

すでにあるものをアップサイクルして作るブランド『Awesome boy』

『Awesome boy』は、“イチから洋服を作らずに、すでにあるものをアップサイクルしAwesome=すばらしいのウェアにすること”を意識して展開されています。イチから作らないとは、例えば既存のミリタリーパンツがあれば、一度解体して別な生地と組み合わせてフーディにすることもあれば、シャツにすることだってあります。KIC©氏曰く「古着をぐちゃぐちゃに解体して作るというよりも、古着アイテムのよいところを見つけ、どのように生かすかを大事にしています」とのこと。そのリメイクの一番手の込んだものがカスタムオーダーで、お客さん自身が持っている思い入れのある洋服を持ち込んで、世界に1着だけの新しいアイテムに生まれ変わらせることができます。

『Awesome boy』のアイテムはプリントTシャツ以外はすべて1点もの。

ブランドの定番の“A”ロゴTシャツ。こちらは柔道着などにも使われているヴィンテージの刺し子生地でアレンジされています。6,600円

ヴィンテージのサイクリングジャージをベースに、ポロシャツとミックスされた1着。こちらにも“A”ロゴが。14,300円

ストリートブランドの『Lafayette』のベストをヴィンテージのネルシャツと組み合わせライトアウターは、コラボレーションモデル。36,300円

ヴィンテージのミリタリー寝袋をバギーショーツにリメイクした1本。中綿入りなので冬でも暖かい。35,200円

フランス製のデッドストックのボストンバッグを解体し、オレンジのメッシュ素材やスウェット生地をミックスし、ベストにカスタマイズ。143,000円

解体して再構築したジップパーカに、フランス軍のデッドストックのパラシュート生地をドッキング。フードの紐はパラシュートのパーツがアレンジされています。34,100円

複数のミリタリーカーゴパンツを解体し組み合わせたフーディジャケット。フード部分はカーゴパンツのウエスト部分と、斬新な1着。66,000円

ヴィンテージのスタジャンをファーの襟でカスタマイズしたり、『Awesome boy』のオリジナルワッペンをあしらうなどしてカスタマイズした1着。33,000円

ヒップホップアーティストからの人気も高い『Awesome boy』のウェア

『AWESOMEBOY FLAGSHIP STORE』はヒップホップにまつわるヴィンテージを取り扱っていたこともあり、多くのヒップホップアーティストが来店し、着用もされています。そのアーティストはユースからの支持も高いラルフ(Ralph)氏や、バイリンガルラッパーの先駆けでもあるシーダ(SEEDA)氏、海外ではカニエ・ウェスト(現・Ye)氏などと、幅広いです。ラッパー以外にも、オシャレなことでも有名なお笑い芸人のダイノジの大地さんもよく来店されるそう。国内外のアーティストからも支持を得ている『Awesome boy』のリメイクウェアをぜひご自身で体験してみてはいかがでしょう。

『Awesome boy』のディレクターでショップオーナーのKIC©氏。着用しているのは、ヴィンテージのNFLアメフトのユニフォームとパーカをミックスしたこれからリリースされる新作だそう。

親交も深いというシーダ氏とは、アルバムリリース時にコラボレーションでTシャツを製作したことも(現在は販売しておりません)。

ニューヨークのグラフィックアーティストが来店した際に描いてくれた映画『E.T』のキャラクターや国内外のアーティストのサインがショップの壁に描かれています。

カスタムオーダーを承っているアイテムの着用例を見ることもできます。オーダーする際のサンプルとして置かれています。

Photo: Shinpo Kimura / Text: Shuichi Aizawa(PineBooks Inc.)

この記事の内容は2025年09月26日(公開時)の情報です