2025.08.13
“イエロー”で魅せる、オニツカタイガーの新コンセプトストア
2025年4月、東京・表参道にオープンした『YELLOW CONCEPT STORE」は、日本を代表するアパレルブランド『オニツカタイガー』の旗艦店です。ファッション、クラフト、アート、フレグランスなど、あらゆる領域で進化を続けるブランドの“今”を、五感で体験できる空間です。イエローを基調とした建築・ディスプレイ・香りによる演出など、訪れる人を没入させる仕掛けが随所に施されています。
『YELLOW CONCEPT STORE』は、いまやファッション、アート、フレグランスなど多方面に広がる『オニツカタイガー』のイエローコレクションのコンセプトストアです。ミラノの建築事務所「Studio Dini Cataldi」の監修のもと設計され、竹簾をイメージした外観や、障子のような光を通す格子状のルーバーなど、随所に日本建築の美意識が息づいています。室内はイエロー×グレーで構成され什器の一部は職人による手仕事で、ミニマルながら温もりのある空間に仕上がっています。
地下1階は、『YELLOW COLLECTION』の中でもミラノファッションウィークで発表しているランウェイコレクションが中心に展示され、ヒール付きスニーカーやローファーなどが並びます。また、館内には南フランス・プロヴァンスで調香されたオリジナルのフレグランスが空間に漂い、視覚だけでなく嗅覚からもブランドの世界観を感じられます。香りは4種類で、今秋以降発売予定。
調香師兼クリエイターである「Mark Buxton氏」ともに作成。
1Fには「DENIVITA」と「鉄腕アトム」、2Fはイエローコレクションのシューズを中心に展示しています。そこに融合されているのが、1980年代イタリアの“パニナリ”カルチャー(アメリカンスタイルに憧れた若者たちのムード)。結果として、どこか懐かしさと新しさを同時に感じさせる、独自のスタイルが完成しています。ジャケットやパンツ、キャップ、靴下などが展開され、構築的かつ洗練されたデザインです。
なかでも注目は、日本製デニムを中心とした「DENIVITA」。ラグジュアリーとストリートの中間に位置する、ブランドの進化を象徴するラインです。さらにこのフロアでは、『鉄腕アトム』とのコラボアイテムも展開。Tシャツやキャップなどに、アトムのグラフィックを配した限定デザインが並びます。
正面に広がるのは、光と陰が織りなす和モダンな空間。
ラックに並ぶ“DENIVITA”を実際に手に取り、試すことができる。
Tシャツ、靴下など鉄腕アトムとのコラボ商品。
シューズの最新作が一堂に揃う、ブランドのショーケース。
最上階の3階は、アーカイブのアイコニックな特徴を現代風にアレンジしたレッドコレクションを展開するフロア。定番の「MEXICO 66」や「DENTIGRE LS」から、ドライビングシューズ、復刻アーカイブまでブランドの歴史が一気に見渡せるフロアです。什器は、茶室の床の間のように一足ずつ丁寧に配置され、履くものから“観るもの”へと昇華される空間構成になっています。
壁面棚には「RED COLLECTION」と呼ばれるアーカイブシリーズを中心に、カラー、年代、用途ごとに整理されたスニーカーが整然と並ぶ。
「MEXICO 66™」を中心に、ブランドの象徴であるオニツカタイガーストライプを冠したモデル。
左右で異なるグラフィック刺繍。アトムのシューズをイエローで表現した、遊び心あふれる限定デザイン。MIDDLE SOCKS 各7,700円
この記事の内容は2025年08月13日(公開時)の情報です