2025.03.21
御香や筆、墨など日本の伝統文化の品を扱う老舗
『東京鳩居堂』は日本の伝統ある書道用品や御香を扱っています。江戸時代の1663年京都で創業し、宮内庁御用達の称号がポイント。和紙や千代紙、折り紙、便箋などの文房具も多数セレクトしていて、日本らしいお土産が見つかります。
銀座の中心に位置する『東京鳩居堂』。ここで扱っているのは御香、筆や墨といった文房四宝、書画用品を中心に綺麗な和紙や折り紙など。「日本の伝統文化を守り育てる」ことをモットーにしたお店です。1階では和紙や折り紙、便箋、ポストカードなどの和文具を中心に扱っていて、2階には御香、筆や墨が置かれています。お店の入り口にあるショーウィンドウには季節に応じた装飾がなされ、日本らしい風情が感じられます。
和紙や折り紙など紙系商品が並ぶ1階フロア。棚の上に掲げられている看板に記されているのは「筆も硯も紙も墨も皆すばらしいもの」を意味する「筆研紙墨皆極精良」の文字。
鳩居堂が創業したのは1663年で場所は京都。当時の日本は江戸時代でした。鳩居堂が作る御香は皇室に献上されてきた歴史があり、その慣習は現在も続いています。京都から東京に遷都したタイミングに合わせ、東京に本格進出し現在へ。そんな背景があるので、『東京鳩居堂』のビルは皇居へと続く通り沿いにあります。お店の目の前の通り名はみゆき通りといって、かつての天皇が通学などで使ったことが名前の由来に。そんな日本の歴史を感じられるという楽しさもあります。
1880年頃に現在の銀座5丁目に開設。1924年頃に改築。1965年頃に現在の位置で銀座本店を改築及び模様替え。1982年頃に再び改築され、今に至ります。
『東京鳩居堂』が扱っている御香は「宮内庁御用達」のものであり天然香料が使われています。癒しの効果がある香りで、経年変化が楽しめるというのも他にない特徴。筆や墨などの書画用品も多種多様の商品が用意されているので、水墨画や書道を始めたい人にもおすすめ。1階にある和紙や折り紙はお土産としても最適です。店内には各分野のプロフェッショナルがいるので、商品について教えてもらえます。御香や筆、墨などの香り、和文具を求めている人は『東京鳩居堂』へ行ってみてください。
鳩居堂を代表する御香、線香、匂い袋は独自の調香法で作られたもの。日本の伝統を軸に個性的で優雅な香りが楽しめます。
鳩居堂オリジナルの御香。天然香料を原料とした落ち着いた香りが特徴です。香りのバリエーションも豊か。 左から、御香:さくら 1,320円、すずらん 1,540円、てふてふ 1,650円、ろうず 1,540円
2階フロアの奥に並べられている筆群。太さや長さ、材質が異なるものが取り揃えられているので用途に応じてセレクトできます。 左から、筆:神品起龍四号 7,700円、神品起龍五号 6,600円、他
便箋や封筒、ポストカードなどの文具品。銀座にフィーチャーしたデザインのものはお土産としても人気なのでおすすめ! 左から、一筆箋 418円、ハガキ 121円、便箋 495円、封筒 440円、便箋 1,100円、封筒 660円
お土産としても人気の千代紙の折り紙。柄紙、無地紙、各々20枚が封入。日本らしい柄なので飾っているだけでも楽しめます。 手すき千代紙 1,320円
この記事の内容は2025年03月21日(公開時)の情報です