レトロかわいい空間と料理が自慢のカフェビストロ
『mimet』は渋谷・「奥渋」の一角に佇むカフェ・ビストロ。昼は純喫茶を思わせるプリンやケーキを、夜はナチュールワインとともに楽しめる料理を提供。受け継がれてきたアンティーク調のインテリアと、飾られた雑貨や猫のモチーフが温かみを演出しています。
『mimet』は、2015年に古民家を改装して始めたカフェ・ビストロですが、2023年には、蕎麦屋さんの跡地に移転。古民家から移設した床やテーブル、椅子が並ぶ店内は、どこか懐かしい温かみに包まれた空間です。店内のいたるところに猫のイラストやグッズが散りばめられていて、「猫がひっそり迷い混むような路地裏にある古民家の店」のイメージから取り入れられたもの。特にイラストレーターの大塚いちお氏によるアートワークは必見で遊び心と可愛さが感じられ、ほっこりした気分に。子供から大人までがくつろげる居心地のいいお店です。
昼の『mimet』は、スイーツが主役。名古屋出身で喫茶店文化に親しんできたオーナーが、喫茶店ならではのメニューを再解釈して取り入れたのだそう。クラシックなプリンや、クリームソーダ、さらに季節のフルーツを使った「ナポレオンパイ」が看板商品。いちご、白桃、ぶどう、シャインマスカットなど旬ごとに変わるフルーツに合わせたクリームで仕上げている絶品スイーツです。コーヒーや紅茶と合わせれば、いつでも別腹感覚で楽しめます。
夜になると『mimet』は、ナチュールワインとビストロ料理を楽しむ大人の空間に変わります。ワインは「初心者にも飲みやすい」を基準にセレクト。軽やかで料理と寄り添う銘柄が中心です。南部鉄器で焼き上げるチーズ入りのキッシュは、前身のビストロ『アルル』時代から続く名物で、ワインとの相性も抜群。ほかにも豪快な肉料理や締めのパスタなどが揃い、シェアして楽しむお客さんも多いそう。昼と夜でまったく異なる表情を見せる二面性が、『mimet』の最大の魅力といえるでしょう。
この記事の内容は2025年10月04日(公開時)の情報です