東京・神保町にある、知る人ぞ知る老舗喫茶店
1972年の創業以来、50年以上にわたり営業を続けるコーヒー専門の喫茶店です。古書店が並ぶビルの地下にあり、木を基調とした落ち着いた内装と静けさに包まれた空間が魅力。自社の焙煎所で丁寧に焙煎された10種類以上のコーヒー豆を使い、豆の個性を引き出した香り高い一杯を提供しています。名物のコーヒーゼリーやしっとり濃厚なチーズケーキとのセットも人気です。
神田伯剌西爾は、神保町の古書店が入るビルの地下1階にあります。入口には「ぶらじる」と書かれた暖簾が掛かり、シンプルながら印象的な佇まい。外には年季の入った木製の看板や「ブラジルニュース」と名付けられた手作りの貼り紙が掲示され、季節のおすすめメニューなどが紹介されています。
「ぶらじる」と染め抜かれた暖簾が目印。
「ブラジルニュース」(店頭の掲示物)はスタッフの手書き。
障子風の仕切りや木の梁、古い掛け時計や日本画風の絵が飾られていて、昔の日本の家のような雰囲気があります。天井は高めで、照明もやわらかく、空間全体に落ち着いた空気が流れています。椅子やテーブルは長年使い込まれたもので、表面には細かな傷や色の変化があり、どれも味わい深く、丁寧に使われてきたことが伝わってきます。
メニューに並ぶコーヒーは10種類以上。ブラジルやコロンビアといった定番から、タンザニア キリマンジャロやモカマタリのような希少豆まで幅広く揃います。なかでも特別なのが『神田ぶれんど』。数種類の豆を焙煎させることで、酸味がまろやかになり、香りが奥深くなる。まさに「ここでしかのめない味」です。
『神田伯剌西爾』のオリジナルブレンドは、酸味をおさえたまろやかな味わいが特徴。創業以来愛される看板メニューです。 神田ぶれんど 650円
自家焙煎の深煎り豆を使ったアイスコーヒーをゼリーに。上にはふんわりと生クリーム。まるで一杯のコーヒーを、スプーンでじっくり味わっているような感覚です。 コーヒーゼリー 650円
チーズケーキは甘さは控えめで、むしろ「これはコーヒーと一緒に味わうためのケーキなのだ!」と納得させられるバランス。特に、深煎りの神田ぶれんどや、苦味のある『仏蘭西ぶれんど』との相性が抜群。 コーヒーセット 1,000円
自宅でもその味わいを堪能できるコーヒーバッグも販売中。香り高く、しっかりとコクのある味わいがバッグにぎゅっと詰め込まれていて、お湯を注ぐだけで本格的な一杯が完成します。 珈琲バッグ(1個) 130円
この記事の内容は2025年05月14日(公開時)の情報です