ダンスミュージックの新たな魅力に出会えるレコードショップ
レコード文化が再び世界的に盛り上がりを見せていますが、中でもハウスやテクノ、エレクトロといったダンスミュージックのレコードは世界中で日々、新しい作品がレコードで生まれています。そんな世界中にちらばるダンスミュージックのレコードに特化しているのが、『Lighthouse Records』です。さまざまなレコードショップがひしめく渋谷にあって、独自のセレクトでダンスミュージックの今を切り取っています。
現在、レコードカルチャーは世界的にブームになっていますが、2000年代はCDの最盛期ということもあってレコードの売り上げはよくありませんでした。そんなレコード低迷期の2008年に、バイヤーでもある森広康晴さんが初代オーナーだった方と一緒に『Lighthouse Records』を渋谷にオープンしました。オープン当初から欧米を中心にディープハウスやテクノ、ディスコといったダンスミュージックのレコードを展開し、独自のスタンスで運営されています。そのセレクトは、日本はもちろん世界各国のダンスミュージックラバーから注目されていて、さまざまなお客さんが訪れます。
ショップ内にはさまざまなところにレコードがディスプレイされていて見ているだけでも楽しめます。
広々としたショップにはなかなかお目にかかれないヴィンテージのスピーカーやレコードプレイヤーがレイアウトされています。特に存在感のある1950年代のスピーカーからは、現代のスピーカーとは違った奥行きの深い音が流れており、その音を聴くだけでも楽しい気分になれます。もちろん試聴もできるので、気になるレコードがあればターンテーブルを使ってひとりで聴いてもいいですし、スタッフに声をかけてヴィンテージ機材でかけてもらうのもおすすめです。ちなみにショップ名の「Lighthouse Records」は、森広さんが好きな曲から来ているそうですが、灯台ということでレコードカルチャーの未来を照らしたいという意味もあるそうです。
『Lighthouse Records』はオンラインでの販売もしていますが、実店舗に限ってはユーズドレコードの取り扱いもしています。ユーズドに関しては、ダンスミュージックのクラシックから最近のレコードまで幅広く取り扱われていて、他には海外のお客さんに向けた日本人アーティストものなども置かれているのも魅力です。買い取りも行っているそうなので、新譜のチェックがてらに持ち込んでみてはいかがでしょうか。またショップでは不定期ですが、インストアイベントが行われることもあり、過去には海外のDJの方がプレイされたこともあるので、そちらも見逃せません。
試聴機は3つあります。ショップではドリンクも販売しているので、飲みながらお気に入りを探すこともできます。
この記事の内容は2025年08月08日(公開時)の情報です