昔ながらのお酒とおつまみが味わえる赤提灯居酒屋
『かね将』は五反田駅近くに佇み、創業42年を迎える老舗の赤提灯居酒屋。赤提灯を掲げた味わいのある店構えに昭和レトロな雰囲気漂う店内で、大衆居酒屋ならではの「中外スタイル」のお酒を体験できます。また、名物の「焼きとん」や「煮込み」など、居酒屋の定番メニューに見えてひと味違う、大将こだわりのおつまみを味わえます。
『かね将』は、五反田駅にほど近く、地元で愛され続ける創業42年の老舗大衆居酒屋。現在70歳の名物大将・金子章治さんが28歳のときに「もつ焼き」をメインにスタートしました。赤提灯居酒屋とは、その名の通り、赤い提灯が店先に掲げられている居酒屋のことで、昔ながらの雰囲気を持つ大衆居酒屋のこと。赤提灯の由来は諸説ありますが、江戸時代に、商売繁盛を願って目立つ赤の提灯を看板代わりに吊したことから、酒場のシンボルになったのだとか。
赤提灯居酒屋は、料理やお酒はもちろん、その場の雰囲気を楽しめることが何よりの魅力。『かね将』の壁一面に貼りつけられた、手書きの「短冊メニュー」は、まさに赤提灯居酒屋の風景です。また、簡易的なテーブルに年季の入ったパイプイスなども、昭和レトロな雰囲気を醸し出しています。大きなテーブルに相席となることもあるので、隣の席になった客同士、一期一会の出会いがあるのも赤提灯居酒屋ならでは。
年季の入った赤い看板と、そこに下げられた提灯が目印。
隣に座った客と会話が弾むこともしばしば。こんな一期一会の出会いを楽しむこともできます。
名物大将の金子章治さん。現在は仕込みがメインで、店頭に立つことは少なくなりましたが、立てば常連客との楽しいやりとりが始まります。店の向かいには大将の息子さんが店主を務める2号店があり、そちらでは〆のご飯ものメニューがあることから、はしご酒をする人も多いとか。
昔ながらのお酒のメニュー「中外スタイル」という飲み方が体験できるのが『かね将』の魅力。サワーを注文すると、氷の入ったジョッキ、焼酎が入ったグラス、焼酎を割る炭酸飲料などの割材の瓶が別々に渡され、中(焼酎)と外(割材)を自分で混ぜてつくります。さらに『かね将』では、ザルに入れたたくさんの氷を一緒に提供してくれるのも嬉しい。慌ただしい大衆居酒屋ならではの、客が気兼ねなく、好きなペースでお酒を楽しむための気遣いなのです。
2杯目以降のおかわりは、自分で氷を足しながらお酒をつくります。
『かね将』のこだわりは、食材の鮮度と、丁寧な仕込みによる手作りにこだわった料理。名物の「焼きとん」の豚もつは芝浦市場にある精肉店から直接届けられるため、とても新鮮で臭みがありません。刺身の魚も、豊洲市場に大将自ら買付けに行くため、新鮮で旬なものを仕入れています。
その新鮮な食材を丁寧に仕込むことが大将の何よりのこだわり。毎日朝の6時から、大将と奥様のふたりで仕込みを行うそう。一見、大衆居酒屋の定番に見えるメニューも『かね将』ならではの食材の選び方や調理法が取り入れられており、それぞれにこだわりがあることが、長年愛され続ける名店となった理由です。
名物の「焼きとん」や串焼きは、カウンターで香ばしい煙を立ち上げながら、じゃんじゃん焼かれていきます。
名物の「焼きとん」は、新鮮な生の状態から店内で茹でるため、臭みがまったくありません! 塩味、タレ味が選べます。左から)たん(舌)、かしら(頭肉)の塩味 1串 各165円、れば(肝臓)、ひも(大腸)のタレ味 1串 各165円
今でも大将が豊洲市場で直接仕入れる、新鮮な刺身。ひとり飲み客も多い大衆居酒屋ならではの小皿の刺身メニューが充実しています。まぐろぶつ 480円
大ぶりで食べ応え満点の自家製つくね(1本319円)。継ぎ足しながらつくっているという甘辛いタレがしっかり絡み、お酒に抜群に合う味わい。
『かね将』オリジナルの人気料理のひとつに「牛すじトマト煮込み」があります。これは、フィリピン出身の大将の奥様のアイデアが元になったもので、「アドボ」という料理からインスピレーションを受けたそう。酢で煮込み食材の味を引き立てる、暑い気候の国で親しまれている料理の発想を取り入れ、通常のトマト煮込みとは異なる独自の味わいにしています。ガーリックトーストと一緒にオーダーし、煮込みをのせたり、汁につけたりして食べるのが常連客に人気だとか。
ほかにも大将と奥様こだわりのオリジナルメニューが多数あるので、ほかのお店とは一線を画す赤提灯居酒屋なのです。
「牛すじトマト煮込み」(495円)は、煮込まれた牛すじが口の中でとろけます。にんじんやじゃがいもも入っていてビーフシチューのようでありながら、アジアンなハーブの香りも漂う。パン粉がのっているという、ひと手間かかったガーリックトースト(2枚 220円)もぜひ一緒に!
「なんだか自分のホームに来たような温かい雰囲気でした。焼きとんは新鮮で臭みなどがなく、本当に美味しかった!」(Jojoさん)
この記事の内容は2026年02月04日(公開時)の情報です









