東京でポルトガルの食文化を体験できるレストラン

Cristiano’s(クリスチアノ)

公式サイト
住所
東京都渋谷区富ヶ谷1-51-10
最寄駅
代々木公園駅 徒歩6分
URL
http://www.cristianos.jp
支払情報
現金、クレジットカード、paypay
SNS
wi-fi
無し

『Cristiano's(クリスチアノ)』は、奥渋の路地裏でポルトガルの食文化を伝えるレストランです。郷土色豊かな料理を現地のレシピで再現。店内にはオーナーが現地で買い付けたガロ(黒い雄鶏)のオブジェが随所に飾られ、ポルトガル文化を五感で体験できる空間です。ワインは常時500本以上を揃え、日本では出合いにくい銘柄も充実。国内外の食通から「東京に行ったらCristiano'sへ」と薦められる人気店です。

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ポルトガルの日常を感じさせる店内空間を楽しめる

赤い扉とポルトガル国旗が目印。店内には、幸運と真実を象徴する「ガロ」のオブジェや、オーナーが現地で買い付けた伝統的なタイルが飾られています。壁には、アーティスト・及川キーダ氏が手掛けたイラストが描かれ、異国情緒を演出しています。街角の食堂を思わせる空間は、家庭的でありながら現地文化を肌で感じられる雰囲気。友人同士の食事はもちろん、一人飲みにも最適。家庭的な料理と温かな雰囲気に惹かれ、予約必至の一軒として知られています。

赤い扉とポルトガル国旗が目印。

木の温もりを感じる店内。家庭的でありながら異国情緒を漂わせる。

「ガロ」のオブジェはオーナーが現地で買い付けたアイテムで、ポルトガルの日常文化を身近に感じさせる。

店内の壁にはアーティスト・及川キーダ氏によるガロの大きなイラストが描かれている。

ポルトガル伝統のアズレージョ(伝統タイル)や魚をかたどったオブジェを配した一角。

伝統的なポルトガル料理を看板メニューで堪能

『 Cristiano's』の料理は、魚介や肉、米を使った伝統料理を現地のレシピで再現し、日本人の味覚にも寄り添う工夫がされています。まず味わいたいのは「自家製バカリャウのコロッケ」(830円)。ポルトガルで“国民食”と呼ばれる干し鱈・自家製バカリャウを使い、揚げたては外が香ばしく、中はしっとり。プレーンに加え、イカスミを練り込んだ「クロ」、カレー風味の「キイロ」と3種が楽しめます。他にも、「豚とハマグリのアレンテージョ風炒め」や「天草タコのポルトガル式炊き込みご飯」などポルトガルの郷土料理が人気です。

自家製バカリャウのコロッケ(830円)。

プレーンのほか、イカスミを練り込んだ「クロ」、カレー風味の「キイロ」と、3種の味を楽しめる。

豚とハマグリのアレンテージョ風炒め(2,390円)。発酵パプリカペーストで漬け込んだ豚肉をじっくり炒め、最後にハマグリと合わせることで旨みが凝縮。肉と魚介の意外な組み合わせを、仕上げのコリアンダーが爽やかにまとめています。

天草タコのポルトガル式炊き込みご飯(2,800円)。現地では“アローシュ・デ・ポルヴォ”と呼ばれる伝統料理。

タコを一度油で揚げて柔らかくしてから炊き込み、旨みを余すところなく米に閉じ込める。

ポルトガル料理を支えるのが、銅製の伝統鍋「カタプラーナ」。世界初の圧力鍋とも呼ばれ、具材を蒸し煮にして旨みを逃さず凝縮します。

ポルトガル料理に寄り添うワインが揃う

ワインリストには常時500本以上を揃え、日本ではなかなか出合えない銘柄も豊富。中でも「ヴィーニョ・ヴェルデ(緑のワイン)」は微発泡で爽やかな酸味があり、ポルトガル料理との相性が抜群です。さらに、「ビネ・ペーネ」グラスという、ポルトガルの農家が昔、お茶碗でワインを飲んでいた文化を再現するようなコップ型のグラスでの提供もしています。

「Gatão Vinho Verde」白/微発泡。青リンゴのような爽やかな酸味と軽やかな泡立ちが特徴。ボトル 2,850円/グラス 550円。

「VINHO VERDE(ヴィーニョ・ヴェルデ)」は“緑のワイン”を意味し、熟成させずに若々しさを味わうスタイルのこと。

(左)「Santos da Casa Douro DOC」赤。果実味の厚みとスパイス感があり、肉料理と好相性。ボトル 4,530円/グラス890円。(右)「Soalheiro ALLO」白。青リンゴや柑橘の香りとすっきりとした酸味が魅力。ボトル 4,530円/グラス 700円。

ワインセラーに並ぶ「マデイラワイン」(写真左)。加熱と酸化熟成によってカラメルやナッツを思わせる独特のコクが特徴。大航海時代には長い航海の保存酒として重宝され、現在も食後酒や料理の隠し味として親しまれている。グラス890円。

Photo: Yui Fujii

この記事の内容は2025年09月29日(公開時)の情報です