日々のくらしの中から生まれた日本と世界の手仕事を紹介するお店

銀座たくみ

公式サイト
住所
東京都中央区銀座8-4-2
最寄駅
新橋駅 徒歩5分
URL
http://www.ginza-takumi.co.jp/
支払情報
現金、QRコード決済(Paypayのみ)、クレジットカード(VISA、MASTER、ダイナースクラブ、アメリカンエキスプレス、JCB、銀聯)ほか
SNS

『銀座たくみ』は民藝運動を提唱した柳宗悦氏の考えが反映されたショップ。日本全国で作られている工芸品の新作が数多く取り揃っています。本当の意味で日本らしい美が宿された品々が並ぶ民藝ミュージアムのような場所です。

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日本と世界で作られた手仕事の品々がぎっしり!

『銀座たくみ』で紹介されている工芸品は、たくみならではの審美眼によって見出された本物ばかり。棚に置かれているのは、陶磁器や漆器、木工品やガラス、織物に郷土玩具、金工品、編みかごなど、全国各地の工人が生み出した生活用品の数々です。作家によるものも置かれていますが、名も無き工人が日常の実用品として生み出したものにこそ美が宿るという考えを軸にセレクトされた国内外の工芸品を手に取ることができます。

陶器類にガラス、竹細工にホウキなど、店内には多種多様な工芸品が所狭しと並んでいます。

1933年から90年以上に渡って日本の民藝を伝える

『銀座たくみ』がスタートしたのは、1933年(昭和8年)。その背景には柳宗悦(美術評論家、宗教哲学者)たちが提唱した民藝運動があります。柳氏が見出した民芸品を社会へ届けることを念頭に、その作り手を応援し文化を次世代へ繋げていくことをために新作を取り扱う場所として、まずは鳥取に開店(鳥取たくみ工芸店)し、その後に銀座にもお店がオープンしました。お店がオープンしてから90年以上に渡って、銀座たくみは全国の作り手とコミュニケーションを取り合い、本当によい品を生み出しながら工芸品を紹介し続けてきました。

日本の文化や作り手の物語まで知れる場所

現在は10代目店主の野﨑 潤社長を先頭に、『銀座たくみ』のスタッフの方々が各地の作り手と連携をとりながら、一緒にお店として育っていくというスタイルで運営されています。「銀座に根を張り、正しい品物を紹介しながら、同時に作り手の背景にある物語を使い手に伝えていくということが使命」と話す野﨑社長。その言葉通り、銀座たくみは日本の風土に根差した美が形となった品々を手にすることができる場所なんです。

版画調にデザインされた店名が目を惹くお店の外観。外のスペースにも品物が置かれていて賑やかな雰囲気が漂っています。

創設者の1人であり陶芸作家の河井寛次郎の系譜である、陶芸家の河井一喜さんによる食器群。食器 1,650円~(サイズや種類によって値段は異なります)

重要無形文化財「型絵染」の保持者・芹沢銈介さんが図案を手掛けた手拭い。たくみ包装紙の柄に起用されているものもある人気アイテムです。手拭い 各880円

和紙で作られたカードケース。名刺入れなどにして使えます。和紙ですが頑丈な作りなので日用使いに最適です。和な柄もかわいい! 名刺入れ 各2,200円

Photo: Kawaharazaki Nobuki / Edit&Text: Tajima Ryo(DMRT)

この記事の内容は2025年03月20日(公開時)の情報です