2026.08.25
日本橋で370年続く和紙の専門店
『小津和紙』は、1653年の創業以来、東京で370年以上続く和紙専門店です。全国各地から仕入れた約500種類の手漉き和紙を扱い、史料館や手漉き和紙の体験工房を併設。和紙の歴史や文化、ものづくりに触れられます。
『小津和紙』は、日本橋で創業して370年を超える和紙専門店です。職人による手漉き和紙は500種類以上を取り揃え、なかには、国宝や重要文化財などの古文書や絵画の修復に使われるものもあります。伝統的な手漉き和紙から日常使いの文具や雑貨まで幅広く取り揃え、和紙文化の奥深さとその多彩な楽しみ方に触れることができます。
1階に併設する和紙体験工房では、日本の伝統的な紙漉きを体験できます。水に原料のコウゾなどを混ぜたものを、簀桁(すけた)という道具ですくい、揺らしながら繊維を均等に重ね、紙の層を重ねます。さらに、漉きたての和紙に水滴を落として模様を描く落水紙、押し花や金箔などで装飾するデザイン和紙にも挑戦できます。
3階の小津史料館では、店の歴史や、江戸時代から続く日本橋の商人文化に関する史料を展示しています。初代が三重県から江戸へ移った背景を伝える史料をはじめ、当時の日本橋のにぎわいを描いた浮世絵、相撲の番付表(順位表)になぞらえて、当時の商人を売り上げ順に並べた庶民の娯楽のための掲示物など、古文書や商いの記録およそ1,000点を所蔵・公開しています。これらの史料の多くは、東京都中央区民有形文化財にも登録されています。
かつての江戸の大通りが描かれた浮世絵。有名な絵師・歌川広重による貴重な作品で、赤い矢印の部分に『小津和紙』当時の店が描かれている。
1815年当時の長者番付。赤い矢印の位置に『小津和紙』の創業者・小津清左衛門の名前が記されている。
和紙そのもの以外にも、華やかな友禅和紙を使った貼り絵作品や和紙テープ、書道用の半紙を使ったメモ帳など、日常使いできるアイテムを取り揃えています。和紙糸で編まれた靴下や、友禅紙を使ってつくる御朱印帳キット、浮世絵をモチーフにした手漉き和紙の塗り絵など、和紙を身近に楽しめるアイテムは日本土産としても人気です。
この記事の内容は2026年08月25日(公開時)の情報です



