昭和の風情漂う、神保町の老舗喫茶店
神保町の古書店街に佇む老舗の喫茶店『さぼうる』は、昭和の情緒を感じさせる独特な空間。入口にあるレトロな赤電話や、山小屋風の内装、木の温もりを感じる椅子やテーブルが魅力です。珈琲ほか、人気のピザトーストやいちごジュース、話題の7色クリームソーダなど、バラエティ豊かなメニューは多くの客に愛されています。
『さぼうる』は、書店が立ち並ぶ神保町の一角にあり、出版関係者や作家が足繁く通う場所として、今もなお変わらぬ存在感を放っています。名の由来はスペイン語の「sabor」と言われ、創業者が目指した「ただコーヒーを飲むだけでなく、人々が集い、語らい、リラックスできる場を作ること」その精神が、半世紀以上経った今もなお生き続けています。
日本有数の古書街として知られ、多くの文学者や研究者が訪れる神保町。『さぼうる』は、そんな文化の発信地としての役割も担ってきました。カウンター席には、マスターとの会話を楽しむ常連客の姿があり、テーブル席ではノートを広げる学生の姿も。また、壁や棚には長年の歴史が刻まれたアンティークな装飾が施されており、そのひとつひとつに店の歩みが感じられます。
有名なのは、創業当時から変わらぬ秘伝レシピで作られた「ピザトースト」。とろけるチーズとシャキッとした野菜の食感が香ばしいパンと絶妙に調和します。また、『さぼうる』のコーヒーもまた格別。豆の選定から抽出までこだわり抜いた一杯は、深いコクと豊かな香りが特徴。長年通う常連客にとっては、朝の一杯から始まる「いつもの味」として、生活の一部となっています。
朝食にぴったりな香ばしく焼き上げたトーストに、ジューシーなツナが絶妙なバランス。お好みでチーズのトッピングも可能です。さぼうるミックストースト 700円
さぼうる監修のナポリタンソースは、温めるだけでお店の味が楽しめるレトルト商品として販売。純喫茶 名物ナポリタン
店内には、ロゴ入りのグッズも。フロントに名物トーテムポールとロゴが大胆にプリントされたこのパーカー。さぼうるオリジナルパーカー 6600円
この記事の内容は2025年03月17日(公開時)の情報です